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ファーストフード事典

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ココイチの愛称でおなじみのカレーライスチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」

「ココイチ」の愛称でおなじみのカレーライスチェーンです。その味わいと、トッピングの豊富さで、男女問わずファンが多いのが特徴です。海外へも展開する大手チェーンですが、その原点は、名古屋市郊外にある喫茶店で提供していたメニューのひとつ、カレーライスでした。どのようにして、現在のような大企業へと成長したのでしょうか。それには、夫婦二人三脚で歩んできた並々ならぬ努力と、独自の経営システムがあったのです。

主力商品

主力商品

店名が表すように、カレー専門のチェーンです。ココイチではカレーのルーのことを「ソース」と呼び、ビーフ、ポーク、ハッシュドビーフの3種類のソースから選べます。そして、ココイチの魅力のひとつがトッピングのバリエーション。豚しゃぶ、ソーセージ、とんかつ、フライもの、ほうれん草、チーズ、きのこなどなど、その数30種類以上。複数組み合わせることもでき、自分好みのカレーが作れるという訳です。ライスは300gが基本価格、以降100g単位で増やすことが可能(有料)。割引される200g、150gのハーフサイズなどもあり、小食の方でも頼みやすいシステムとなっています。辛さは甘口、普通、1辛~10辛まで選べます。カレーはすべてテイクアウトでき、カレーソースのみで購入できるというのもうれしいポイントです。また、配達料を支払えば、宅配サービスも行なってくれます。

歴史

はじまりは1軒の喫茶店でした。創業者である宗次德二氏は、名古屋市で喫茶店を経営。妻の手作りカレーライスをメニューに加えたところ、これが爆発的な人気になります。そして、1978年(昭和53年)、名古屋市郊外の西枇杷島町にカレー専門店「CoCo壱番屋」の1号店をオープン。お客さん好みのカレーを作ってもらおうと、トッピングを自由に選べるシステムにしたところ、このアイデアが大ヒットします。1980年(昭和55年)にはフランチャイズ1号店がオープン、翌年には「ブルームシステム」という独自ののれん分け制度を発足し、東海エリアを中心に店舗数を増やしていきます。1988年(昭和63年)には100店舗達成、1994年(平成6年)には海外1号店としてハワイに出店します。2013年(平成25年)、「世界で最も大きいカレーレストランのチェーン店」としてギネスに認定。2014年(平成26年)に1,400店舗を達成しました。

社員のれん分け制度「ブルームシステム」って?

通常のフランチャイズでは、売り上げのうち決まった割合を本部に支払う必要があります。ココイチでは、このロイヤリティーを払う必要がありません。その代わりに、社員として入社し、一定のスキルを身に付ける必要があります。言わば「のれん分けの制度」です。正社員として収入を得ることができ、将来的には独立することも可能。自己資金ゼロ、未経験者でもオーナーになることができるという画期的なシステムなのです。入社から独立までには最短で2年、平均して5年かかると言います。ちなみに「ブルーム」とは「開花」という意味を持ちます。

宗次氏の壮絶な人生

創業者の宗次德二氏は1948年(昭和23年)石川生まれ。幼少期は孤児院で育ち、3歳で養父母に引き取られたそうです。しかし、義父のギャンブル好きがたたり、生活は苦しいものでした。高校時代には、同級生の店で働いてアルバイト収入を得て、高校を無事に卒業。不動産関係の会社に就職します。しかし、自らに疑問を感じ、日銭の入る商売をやろうと夫婦で始めたのが喫茶店でした。そこからはココイチの創業へと繋がっていきます。現在ある「お客様第一主義」は、こうした苦労があるからこそ。現在では経営から退き、講演会やセミナーを行なっています。また、私財を投じて、クラシックホール「宗次ホール」を名古屋の繁華街に建設しました。