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ファーストフード事典

ファーストフード事典

味や素材へのこだわりをもつ個性派バーガーがで大人気「モスバーガー」

「モス」の愛称でお馴染みのモスバーガー。味や素材へのこだわりと、温かみのあるサービスとで、他のハンバーガーチェーンとは一線を画すイメージを浸透させた企業です。早さが売りのアメリカンファーストフードチェーンとは異なり、オーダーを受けてからの調理、国産新鮮野菜の使用など、おいしさへの追及に力を入れています。他社に比べると価格は多少高くなりますが、レストラン価格程ではないところがポイントです。こうした姿勢は、健康志向やスローフードブームを反映させたのではなく、日本にファーストフードチェーンが上陸した当初から続けています。

主力商品

主力商品

代表メニューとしてまず外せないのは「モスバーガー」でしょう。店名を冠しているだけあり、モスの特徴が凝縮された代表的な商品です。しゃきしゃきした食感の玉ねぎのみじん切り、特製ミートソース、厚切りの新鮮トマトなど、バンズやパティ以外の部分でアピールしています。

もうひとつ、モスらしい個性派バーガーとして「ライスバーガー」が挙げられます。バンズの代わりに、丸く焼いたライスを使用。きんぴら、かき揚げなど和を意識した具材を挟んだ商品です。日米の食文化を見事に融合させ、1987年(昭和62年)の発売以来、多くの支持を得ているロングセラーとなっています。

サイドメニューで支持の高いメニューと言えば「モスチキン」でしょう。ここでも日本人の味覚を意識し、醤油ベースの下味、米粉入りのカリカリ衣により、独自路線のチキンを仕上げました。さっぱりとした胸肉を使用しながらもジューシーで、他社のフライドチキンとも、また家庭のから揚げとも異なっています。

また、スイーツにも力を入れ、季節ごとに新商品が登場します。

歴史

1972年(昭和47年)、3月に東京・板橋区にパイロット店がオープン。6月に1号店としての営業がスタートしました。創業者は櫻田慧(さとし)氏。証券会社を脱サラし、「日本にもハンバーガーの時代が来る」と確信して、二人の仲間とともに株式会社モスフードサービスを設立しました。低価格で手早く提供される同業他社との差別化を考え、高いコストでも味にこだわるという経営戦略を推し進めます。当初は、一等地に開店する資金がなく、裏通りなどの三等地ばかりに店舗があったと言います。しかしながら、徐々にクチコミ効果で人気が高まり、今では日本マクドナルドに次ぐ売り上げを誇る企業となりました。海外へは、中国、台湾、韓国などのアジアとオーストラリアへ進出しています。

ちなみに店名の由来は、「Mountain(山)」のM、「Ocean(海)」のO、「Sun(太陽)」のS、それぞれの頭文字を取って「MOS」=モスとなったことは知っていますか?

電話代バックの心配り

数ある商品の中からどれにしようか選んでいると、後ろには長い列…。なんて心配がなくなるのが、事前の電話予約です。モスバーガー全店で、電話による注文を受けるサービスを行なっています。落ち着いてメニューが決められるうえ、待ち時間を短縮することができます。最後には、「いつもご利用ありがとうございます。」と書かれた、小さな紙袋が手渡されます。中には、電話代として10円の現金が入っています。こうした細やかな心配りが、日本で支持をされる所以ではないでしょうか。