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ラーメン屋事典

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特徴的なこってり系スープが大人気のラーメン屋「天下一品」

勤務していた電気関係の会社が倒産する憂き目に遭った創業者である「木村勉」氏。その後、一念発起して、1971年(昭和46年)に銀閣寺近辺で開いた屋台が天下一品の発祥です。所持金3万7,000円、屋台は拾い集めた廃材で友人に組み立てて貰ったという窮状からのスタートでした。屋台を開いてからも研究を重ねること4年を経て、天下一品独特のスープを完成させました。この屋台で提供していたラーメンは鶏ガラ白湯ラーメンで、京都では「こってり系ラーメン」と呼ばれていました。天下一品、略して「てんいち」の名で愛されるこってり系人気チェーン店についてご紹介します。

特徴的なこってりスープ

特徴的なこってりスープ

スープの基本は、こってりとあっさりの2種類。こってりは、鶏ガラと11種類の野菜から作られたスープで、まるでポタージュのようにドロリとしていて、麺に絡みつくかのような粘着感を持っています。こってりスープはドロリとはしているものの、それ程脂っこくないのが、ここまで万人に愛される秘訣です。一方のあっさりはゼラチンを使用しており、その名の通り、くどさを抑えたスープになっています。

こってりとあっさりの中間も

こってりとあっさりのスープを半々に混ぜた「こっさり」と呼ばれるスープが存在します。このこっさりは「2号」とも呼ばれますが、こってりを「1号」、あっさりを「3号」と呼ぶのが天下一品の厨房の符丁であったため、こってりとあっさりの間であることによります。別名「屋台ラーメン、マイルド」とも呼ばれ、かつては従業員の他は関係者や常連客しかその存在を知らない裏メニューでした。そして、2004年(平成16年)1月より一部店舗において「味がさね」という、こってりベースのスープの濃度を客が調整できる、専用の太麺を使った白菜・豚バラ入り味噌ラーメンを取り扱っています。「4号」と呼ばれるのが、味がさねです。2015年(平成27年)2月時点では、中国地方以西以外のほとんどの店舗で取り扱っています。

店舗により存在する超こってり

ちなみに店舗によっては「超こってり」と呼ばれるスープを提供している店もあります。この超こってりは、こってり用のスープを小鍋で煮詰めるという製法で造ります。2002年(平成14年)に正式メニュー化されていましたが、手間がかかり過ぎるとの理由から原則廃止となってしまいました。現在では数店舗でしか対応していません。

国内からハワイにまで出店

発祥地京都を含む近畿地方125店舗を始め、北海道地方1店舗、東北地方5店舗、関東地方40店舗、甲信越地方4店舗、北陸地方4店舗、東海地方17店舗、中国地方17店舗、四国地方10店舗、九州地方8店舗、沖縄県4店舗と、2015年(平成27年)2月時点では、全国で236店舗を展開しています。また、国外でもハワイで1店舗営業しています。

10月1日は天一の日

毎年10月1日は、各店舗で天一の日として、麺類や麺類を含む定食を注文すると、一ヵ月間有効なラーメン1杯無料券がもらえるというキャンペーンが行なわれています。これに加えて2日からの1週間はスピードくじが配られます。このくじの景品は過去には、携帯用ストラップや100円割引券、店の丼を模した小型の丼などがありました。