ご希望の飲食店情報を無料で検索できます

クックドア

文字サイズ

ラーメン屋事典

ラーメン屋事典

エジプトにおけるファーストフードの王様!「コシャリ」

「コシャリ」とは、ご飯と細いスパゲティと短いマカロニを混ぜたものの上に、レンズ豆とひよこ豆をのせ、トマトソースをかけたものです。一見ミートソースのようにも見えますが、肉が入っていないベジタリアンフードです。さらに好みでトッピングに「タッレイヤ」と呼ばれる揚げた玉ねぎを入れたり、「シャッタ」という辛いソースや「ダッア」と呼ばれる酢をかけて混ぜて食べます。国民に愛される料理であり、エジプトの街中のいたる所にコシャリの店がある程に親しまれています。エジプトにおけるファーストフードの王様がコシャリなのです。

コシャリの起源

コシャリの起源

コシャリは、元々はキリスト教のコプト教徒が宗教上の理由から肉を食べない期間に食べた料理だったとも言われています。下層階級の人々は、スペースが限られた食料貯蔵庫にレンズマメ、米、マカロニ、ひよこ豆、トマトソース、玉ねぎ、ガーリック、油などたくさんの食材を詰め込むことが習慣。そこで、月末になると貯蔵庫の残り物を合わせたものが食卓に並びました。そうやって、家族で食べていた物がコシャリの始まりとする説もあります。

日本とエジプトの不思議な関係

コシャリに使われているエジプト米に日本から来た「レイホウ」という品種を親とする物があります。エジプトの気候でも栽培しやすいということで、レイホウというエジプト米はコシャリ以外の料理にももちろん使われていて、市場の7~8割を占めるまでになっています。さらにJICAなどによる日本からの米作りの技術支援もあり、中東では珍しく日本米が定着した国がエジプトなのです。

街に必ずあるコシャリの店

コシャリを提供する店はエジプトの街の中心、メインストリートなどに必ず何軒かあります。そして店にはデザートがある以外は、大体がコシャリしかおいていない専門店。そのため、メニュー表すらない店がほとんどです。客が選ぶのも大・中・小といったサイズだけと実にシンプル。一般的に小が日本円で約60円、中が約80円、大が約100円位ととても安いのが特徴です。

エジプト人に人気の店、「アブー・ターレック」

エジプトに住んでいる人なら大抵知っていて、有名ガイドブックにも出ている店。それが「アブー・ターレック」という店です。カイロの中心にあって屋台からスタートし、30年以上経過した今でも人気の有名なコシャリの店です。1階はテイクアウト用、2階はイートインの客で常に混み合っています。老若男女を問わず客層も様々。なかには、カイロ郊外に住んでいるものの、カイロに来たときには必ず来るというファンもいる程です。

オシャレなレストラン風の店もある

エル・オムダはエジプトで展開しているチェーン店です。店によって、雰囲気は違いますが、モハンデシーンという街にあるエル・オムダはコシャリの店にしては珍しく小綺麗なレストランのような造りになっています。価格は、一般的な店より少々高くなっていますが、レバーをのせた「コシャリ」と言うユニークなメニューもあります。またどこの店でも、コシャリ以外に大抵が「ロッズビラバン」というあっさりした味の米のプリンがあります。コシャリのあとにデザートにロッズビラバンを食べるのがエジプト人ならではの食事の流れのようです。