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ラーメン屋事典

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スパイスを使ったカレー味にこだわりのあるカレーラーメン

日本人が大好きなカレー、そしてラーメンを組み合わせたカレーラーメン。大別するとラーメンのようなカレー味のスープで食べる物と、具の代わりにカレーライスのようなとろみのあるルーをかけるものに分けることができます。カレー味のスープで食べる物は、ラーメンのように豚骨や鶏ガラ、野菜でとったダシでスープを作ります。また、ただのカレー味ではなく、味噌や醤油、塩などラーメン屋ごとの味があります。日本で生まれたカレーラーメンはどのように考案されたのか。そのルーツと共に紹介していきます。

カレーラーメンはどこで生まれたのか

カレーラーメンはどこで生まれたのか

カレーラーメンの発祥地と言われている地域は、厳密には4ヵ所あります。ひとつは新潟県三条市。ラーメン屋の店主が修業先だった東京から持ち帰って広めたという説です。当時、盛んだった鍛冶の職人が時間のない昼食に愛したと言われていて、トロリとしたカレールーをラーメンにかけて食べるタイプと、カレー味のスープタイプのふたつが混在しています。市内には今も多くのカレーラーメンを提供する店があり、その数は約70軒。ブランド化も進んでおり、大手コンビニから三条カレーラーメンと冠した商品も発売されるなど、市を挙げて名物としてカレーラーメンを打ち出しています。

もうひとつの発祥エリア説

そして、発祥地域と言われているエリアが北海道にはふたつあります。ひとつは苫小牧市。1965年(昭和40)、味の大王総本店で最初に出されたとする説、他にも同じく北海道の室蘭市で生まれたのではという説もあります。そして両方の地域に共通するのが、三条市と違いラーメンによく似たスープで、味がカレーという点です。北海道には「スープカレー」という名物料理もあり、日本の各地域にはなかったカレー味のスープ自体が古くから親しまれていたと考えることは間違いではないでしょう。

実は関東、千葉ではないかという意見も

新潟、北海道とする説に加えて、千葉県の実之和食堂が1955(昭和30)年頃にカレーラーメンを提供していたという説もあります。実之和食堂のカレーラーメンはとろみのあるスープが特徴で現在も営業を続ける人気店です。

カレー味にこそこだわりを持つ

とろりとしたルーを使うカレーラーメンの場合、数十種のスパイスをブレンドして香りを加えたり、ラードから作った自家製ルーを使ったりとこだわりも様々。具はまさにカレーライスとも呼ぶべきニンジン、ジャガイモ、肉がゴロゴロと入っていることが一般的で、ルーだけを見るとカレーライスと見間違う程です。一方のスープタイプは、さらりと飲めるスープが特徴です。とは言え、ただあっさりしているだけでなくスープ自体にややとろみがあり、スパイスが効いています。室蘭のカレーラーメンは、もっちりした縮れ麺にチャーシュー、ワカメ、ネギなどの具を盛り付けて食べます。

認知を広めたインスタントラーメンの存在

1961(昭和36)年、カレーラーメンが袋麺タイプで発売されました。日清食品チキンラーメン プラスカレーとエースコック カレーラーメンです。1973(昭和48)年にはカップヌードル カレーも発売。インスタントラーメンでもカレー味が出たことで、全国にその認知度が高まりました。