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和食店[日本食]事典

和食店[日本食]事典

低価格でメニューが豊富の埼玉県のソウルフード「山田うどん」

埼玉県を中心に関東地方でチェーン展開する「山田うどん」。黄色地に赤いやじろべえが描かれた回転看板が目印で、メニューの豊富さと低価格で人気があり、特に本社のある埼玉県では生まれ育った環境に根ざしたソウルフードとして好まれており、北関東出身のタレントが山田うどん好きを公言したり、研究本が出版されたりしたことで、全国的にも知名度が出てきています。

工場から生まれたうどん店

工場から生まれたうどん店

山田うどんを展開する山田食品産業株式会社は、卸売り専門の製麺所として1935年(昭和10年)に創業されました。1964年(昭和39年)に会社規模拡大のために工場を増築したものの、スーパーなどの販路で思うように売れず、同じ年、工場の横に「山田うどん食堂」といううどん屋をオープンしました。その頃、一般的に一杯70円前後だったうどんを、35円という破格の値段で提供すると、安さとおいしさで大人気となりました。1965年(昭和40年)には、フランチャイズチェーンを展開し、店舗数を増やしていきました。1980年代に入ると、ファミリーレストラン業界が黄金期を迎えたあおりを受け、ファミリー客などの客足が急激に減少してしまいます。そのときにターゲットとしたのが、昼食時にファミレスには入りづらいという肉体労働の男性客層です。チャーハンやカレーライスなどのご飯ものと、うどんやそばを組み合わせたセットなど、肉体労働の男性でも満足感のあるボリュームたっぷりのメニューを考案します。その結果、売り上げが回復し、以後もがっつり路線のメニューを展開しています。

近代的生産ラインで品質を安定

山田うどんでは、麺を中心に庶民の暮らしの中で育てられた日本の伝統食を大切にしています。食の基本は材料にあるとして、すべての食材を、味覚・風味・鮮度・栄養価・安全性などに配慮してセントラルキッチンで一貫生産。生産工程の自動化を図るファクトリー・オートメーションの考えに基づいた設計で、近代的な生産ラインが稼働しています。特に麺の生産ラインは、直売目的としては業界最大規模となっています。製麺からパッケージまで、生産工程は徹底して管理され、 高い品質を保ちながら均一化を実現しています。衛生管理においても徹底しており、生産工場に入るときには消毒の課程を通り、工場内への外気の吸入もエアフィルターを通して行なうなど、管理体制は万全です。

ファンの多いセットメニュー

山田うどんのメニューはセットが中心で、ご飯ものに、たぬき、冷やしたぬき、ざるのそばとうどんから麺を選ぶことができます。近年、讃岐うどんが全国区になりコシの強いうどんが人気ですが、山田うどんでは一般的なやわらかめのうどんで、多くの人にとって懐かしい味となっています。他には「パンチ」と表記されるもつ煮が人気。ユニークなネーミングは、昭和50年代に商品化する際に、パンチの効いた名前が出ず、そのまま「パンチ」と名付けたものです。変わったラインナップも多く、ラーメンやスパゲッティもはじめ、特にラーメンはこれを食べに来店するお客さんもいる程人気メニューとなっています。