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ファーストフード事典

ファーストフード事典

ファーストフード店の清掃スタッフは「落ち着いて作業を行なう能力」が重要!?

ファーストフード店の清掃は、ホールやキッチンのスタッフが接客や調理などの合間に行なうことが多く、ビルやショッピングセンター、マンションのように日常的に専門の清掃スタッフが掃除をしたり、業者に依頼したりということはほぼありません。ファーストフード店は低価格の商品で利益を上げる必要があるため、人件費削減が重要となってきます。そのため、ひとりのスタッフがいくつもの仕事をこなすことが当然となっているからです。では、ファーストフード店のスタッフが、通常業務の合間にどんな清掃をしているのか、ご紹介します。

客席で見せる清掃

客席で見せる清掃

飲食店では、食中毒予防と顧客イメージのために、店内が清潔であることは大変重要です。もちろんファーストフード店も例外ではなく、スタッフには店内のクリンネスに対する意識付けが求められます。店舗をいつもきれいにするだけでなく、掃除をしている姿を顧客に見せて清潔感を演出することも重要な仕事のひとつです。

うどんや牛丼などを提供するファーストフード店では、お客様が帰ったあとのテーブルをダスター(=ぞうきん、ふきん)で拭いたり、ゴミや食べ残しを拾ったりすることが基本動作に含まれています。店内がどれだけ混雑していても、スタッフは必ずテーブルを拭きます。きれいにされたテーブルに着くと、気持ち良く食事ができるものです。このテーブル拭きは顧客へのサービス、清潔感の演出という意義が大きく、とても重要な仕事です。このような店舗でのテーブルは、カウンターやキッチンから容易に手が届く位置や、スタッフの移動がしやすい配置が考えられており、料理提供だけでなく片付けとテーブル拭きがスムーズにできるようになっています。

床掃きなどはアイドルタイムに行ないますが、食事中の顧客が不快にならないように、ホコリが立たないような落ち着いた動作が求められています。

キッチン内の清掃

一方、オープンキッチンの店舗であっても、客席からはあまり奥までは見ることができません。お客様の目が届かないのにキッチンを清掃するのは、清潔感を演出するのではなく、食中毒を予防したり作業をしやすい環境を整えたりする目的があります。

調理後に作業台を片付けたり、用具をきれいにして定位置にしまうなどしておくと、次のオーダーが来たときにスムーズに作業できます。床に落ちた食材のくずは拾っておかないと害虫を呼び寄せてしまいます。作業ごとに清掃することで、いつもキッチンが清潔に保たれ、またスタッフの仕事がスムーズにできるのです。

アイドルタイムや深夜の営業時間、または閉店前に大掛かりな清掃も行ないます。フライヤー(揚げ物を作る機械)の油を交換したり、グリドル(鉄板)やチャコールグリル(焼き網)のススを落としたりという、調理機械のメンテナンス作業です。このとき調理ができなくなってしまうので、店内が混雑しているときは避けなければなりませんが、やっておかないと古い油や煤の付いた鉄板で調理をすることになり、フードのクオリティを大幅に落としてしまいます。飲食店ではたくさんのゴミが出ますが、夜の閉店作業のときに、店の外に設置している大きなゴミ箱に収めます。ここから先は回収業者の仕事になります。