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レストラン事典

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長い時間をかけて独自の進化を遂げてきた「日本式洋食」

ヨーロッパをはじめ、海外から輸入されるかたちで日本に根付いた洋食という料理の形態は、長い時間をかけて日本で独自の進化を遂げました。現在では「日本式洋食」として海外各地へと広がり、ひとつのブランドとして確立され始めています。

独自に発展させてきた日本の洋食料理

独自に発展させてきた日本の洋食料理

フランス料理やイタリア料理を発展させ、日本の風土に合うように改良を重ねてきたものが今日の洋食のベースとなっていますが、中には、もとの料理のイメージから大きくかけ離れたメニューも少なくありません。そうしたメニューは、海外からは日本を代表する料理のひとつとして認識されているものも多いようです。

カレーライス

家庭料理としてのイメージが強いカレーライスですが、もとは外国から伝わった料理であることは広く知られています。カレーの発祥と言えばインドを思い浮かべる人が多いものの、日本のカレーライスは、イギリスのカレーをもとに発展した料理であると言われています。イギリスにおいては、カレーはパンなどを浸して食べる「スープのひとつ」として広まりましたが、日本ではごはんにかけて食べる「主食のひとつ」として認知度を得たことが、全国の家庭へと広まる大きな要因になったと言われています。

オムライス

ケチャップなどで味付けをしたごはんを玉子焼きで包んだオムライスも、日本発祥の料理です。近年は、半熟卵のオムライスをごはんの上に載せるスタイルが定着しており、店などでは、デミグラスソースやクリームソースが添えられたメニューが多く見られます。

和風スパゲティ

明太子やシソ、大根おろしなど、日本の食材を利用したスパゲティメニューの数々は、もちろん日本で開発されたものです。ダシやしょうゆをベースに味付けしたメニューの他、明太子やタラコを加えたクリームでスパゲティを和えたメニューなども有名です。

日本式の洋食が海外に進出

日本式洋食の知名度が高まるにしたがって、海外でも日本式洋食を食べることのできる店が増えています。現地の外食産業だけでなく、本格的な洋食メニューを手軽な価格で食べられるとして人気を集めている日本国内のファミリーレストランも、その一端を担っています。

台湾

台湾には20年以上前からロイヤルホストが店を構えており、すかいらーくサイゼリヤといったファミリーレストランも人気を集めています。また、親日家が多いことでも知られる台湾では、日本で修業を積んだシェフがオープンした、日本風のレストランも少なくないようです。

シンガポール

多民族が暮らすシンガポールでは、もともと西洋の食文化は浸透していたものの、そのほとんどがもとから現地に住む人たちの好みにアレンジされた味付けでした。それらの味に飽きた人々に応えるかたちで、近年、ハンバーグやパスタ、ピザ、オムライスなど日本風の洋食を提供する店が増えたと言われています。また、十数年前からシンガポールでは日本料理のブームがあり、和食を提供する店が飽和状態になったことも、洋食ブームを牽引するきっかけのひとつだと言われています。