レストランの命はデミグラスソースにあった!/ホームメイト
洋食にとってソースは命とも言われますが、その中でも洋食を代表するソースと言えば「デミグラスソース」です(「ドミグラスソース」と呼ばれることもあります)。「デミグラスソース」は、ハンバーグやビーフシチュー、ハヤシライスなど、定番の洋食メニューに欠かせないソースです。
肉の旨みと野菜の香りが凝縮

フランスで誕生し、西洋料理の基本ともなっているデミグラスソースですが、現在は日本における洋食メニューとしてのイメージが広く知られています。肉と香味野菜を煮込んだ芳醇な香りと、ツヤのある濃い褐色が特徴です。
フランス生まれのソースドゥミグラス
デミグラスソースは、フランス語で「ソースドゥミグラス」と言います。「ドゥミ(demi)」は「半分」、「グラス(glace)」は「煮詰めた」という意味があり、様々な食材と共に煮込み、凝縮させることで完成するソースの様子をあらわしています。かつてフランスの多くの店で使用されていたソースドゥミグラスは、1960年代頃から徐々に姿を消していき、現在のフランスでは一般的にあまり使用されていません。ただし、古典的なフランス料理では今も見ることができるようです。
日本人の味覚に合わせたデミグラスソース
現在、日本の洋食として知られているデミグラスソースは、ソースドゥミグラスをベースにして、日本風にアレンジされたものです。発祥は定かではありませんが、西洋料理を学んだ店主がソースドゥミグラスにケチャップやウスターソース、日本酒を入れるなどして、それぞれの店が独自でアレンジを加えていたようです。日本人の味覚にあったデミグラスソースは、ごはんにもパンにも合う万能ソースとして全国に広がりました。
家庭用のレトルト商品も人気
デミグラスソースを完成させるには、大量の肉と野菜を何日もかけて煮込む必要があり、家庭で挑戦するには難易度の高い料理ですが、レストランの味を家庭でも手軽に楽しめるようにと、缶詰やレトルトパックの商品が売られています。
デミグラスソースを使用した洋食メニュー
デミグラスソースは、レストランの定番メニューです。ソースとして使うだけでなく、食材と共に煮込んだり調味料として使用したりと、メニューの幅は多岐にわたります。
ハンバーグ
ハンバーグのソースと言えばデミグラスソースです。皿に盛り付けたハンバーグにかけるだけでなく、耐熱皿にデミグラスソースとハンバーグを入れてオーブンなどでじっくりと熱を加えた煮込みハンバーグも人気です。
ハヤシライス
薄切りにしたタマネギと牛肉をデミグラスソースで煮込み、カレーのようにごはんにかけて頂きます。
ビーフシチュー
牛肉のスジやバラなどのかたまり肉をワインと水などで長時間煮込み、やわらかくなったら取り出してデミグラスソースと共に軽く煮込みます。
オムライス
家庭料理としてのオムライスは、ケチャップライスを卵で包み、仕上げにケチャップを添える作り方が知られていますが、レストランではデミグラスソースのオムライスが定番です。できあがったオムライスにデミグラスソースをかけるだけでなく、デミグラスソースで味を付けたごはんを提供する店もあります。

