コーヒーにもグレードが!?3つの基準からコーヒーを等級付け!/ホームメイト
コーヒーの銘柄名には、生産国のあとに等級(グレード)や生産農園名、品種、精製方法などが多くの場合しっかりと書かれています。それらを理解することで、豆選びがスムーズになり、購入の際に役に立つことでしょう。また、コーヒー生産の盛んな国々ではコーヒー豆をグレードによって評価しており、生産国それぞれが品質評価の基準を定めています。世界共通の基準というものはありませんが、主に3つの基準で格付けされています。上質なコーヒーを見極めるためにも、基本的なグレードの評価方法を知っておきましょう。
標高差によるグレードと表記名

一般的にコーヒー豆は、低地よりも標高の高い高地で栽培された豆の方が朝夕の温度差が激しいことから実のしまった豆ができるため、品質が高いとされています。主に中南米の国々が標高差によるグレードを採用しています。
グアテマラ
- 標高1,350m~:ストリクトリーハードビーン(SHB)
- 標高1,200~1,300m:ハードビーン(HB)
- 標高900~1,050m:エクストラプライムウォッシュド(EPW)
メキシコ
- 標高1,600m~:ストリクトリーハイグロウン(SHG)
- 標高1,000~1,600m:ハイグロウン(HG)
- 標高700~1,000m:プライムウォッシュド(PW)
スクリーンによるグレードと表記名
「スクリーン」とは、生豆のサイズのことで、サイズが大きい豆程、高品質であると評価されます。生産国の多くがこの方式を採用しています。
コロンビア
- スクリーン17(6.75mm)~:スプレモ
- スクリーン14(5.5mm)~スクリーン16(6.5mm):エクセルソ
タンザニア
- スクリーン17(6.75mm)~:AA
- スクリーン15(6mm)~スクリーン16(6.5mm):AB
スクリーンと欠点数によるグレードと表記名
ジャマイカのブルーマウンテンは、スクリーンサイズだけでなく味に悪影響を及ぼす「欠点豆の数」も評価の対象にしており、サンプル中にどれだけ欠点豆が混入していたかで点数が決められます。またブラジルでは、スクリーンによるグレードだけでなく欠点豆の数も評価の対象とされ、さらに6段階の味も評価の基準となっています。世界の「コーヒー大国」と言われるブラジルは、3つもの方法で総合的に豆の評価を行なっているのです。
ブラジル
スクリーンと欠点数
- スクリーン17(6.75mm)~スクリーン18(7mm)、欠点数~11:タイプ2
- スクリーン14(5.5mm)~スクリーン16(6.5mm)、欠点数~36:タイプ4/5
カップテスト(上が最高品質)
- ①ストリクトリーソフト(SS)
- ②ソフト(S)
- ③ソフティッシュ(St)
- ④ハード(H)
- ⑤リオイ(R)
- ⑥リオ(Rz)
真のおいしさを求めたスペシャリティコーヒー
グレードは、各々の生産国の定めた基準をもとにしたグレードであって、グレードの高さがコーヒーのおいしさに直結している訳ではありません。農園や品種、生産方法などのトレーサビリティがはっきりとしないコーヒーが出回ることも多く、生産国の基準だけでなく消費者の立場になって、本当においしいコーヒーのグレードが求められていました。そこで、1980年代のアメリカにて、消費者の目線に立った「味覚」といった新たな基準で評価をする「スペシャリティコーヒー」が誕生したのです。日本では2003年(平成15年)に、日本スペシャルティコーヒー教会(SCAJ)が設立されました。日本人がおいしいと思えるような風味の良さを重点的に、以下の日本独自の評価基準を定めています。
- ①カップクオリティのきれいさ
- ②甘さ
- ③酸味の特徴評価
- ④口に含んだ質感
- ⑤風味特性・風味のプロフィール
- ⑥あと味の印象度
- ⑦バランス

