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喫茶店・カフェ事典

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コーヒーを飲むのにもメリット・デメリットがある!?

コーヒーは、主に苦味と酸味から構成されています。コーヒーの苦味成分として有名なものは「カフェイン」ですが、カフェインの量は豆全体から見るとごくわずか。苦味成分として含まれている量の1割程度しか入っておらず、実はコーヒーの苦味成分はカフェイン以外のものによる部分が大きいと言われています。また、生豆と焙煎後の豆では含まれる成分が多少変化するため焙煎度によって苦味や酸味が変わり、独特の深い味わいを引出してくれるのです。ここでは、コーヒーの主な成分とその効果、そして注意点をご紹介しましょう。

生豆の成分と焙煎豆の成分の違い

生豆の成分と焙煎豆の成分の違い

コーヒーの生豆には、全体の半分近くの割合を占める全多糖類を中心に、タンパク質や脂質、小糖類、クロロゲン酸類、クエン酸、リンゴ酸、カフェインなどが含まれており、焙煎することによって成分の中のクロロゲン酸をはじめアミノ酸や小糖類などの褐色色素が濃くなります。この色素が苦味の要素だとされており、苦味が強まる一因だと言われています。焙煎が深まる程コーヒーの苦味が増すのは、この色素の変化が関係しているからなのです。また、苦味成分だけでなくブドウ糖やショ糖などの小糖類はコーヒーの甘味成分を引出し、クエン酸やリンゴ酸は酸味のもととなっています。このようにコーヒーは生豆に含まれる様々な成分が焙煎によって複雑に変化し、独特の苦味や深みのある風味を引出しているのです。

カフェインの優れた効果

コーヒーに含まれる成分の中でも最も有名な成分と言えばカフェインでしょう。「アルカロイド」という化合物の仲間で、医薬品としても使用されている成分です。

  • 覚醒作用(眠気覚まし)
  • 利尿効果
  • 基礎代謝の促進
  • 集中力の向上
  • 自律神経の働きを高める

など、様々な効果があると言われています。コーヒー1杯分のカフェインは、1杯を100mlとすると約60mg含まれていると言われています。同量の紅茶の場合は約30ml、煎茶や烏龍茶は約20ml程度で含有量はどれもコーヒーには敵いません。このように、コーヒーは効率よくカフェインを摂取できる飲み物なのですが、カフェインは焙煎時間が長くなれば失われていく性質があると言われています。よって、深煎りコーヒーは浅煎りコーヒーよりもカフェインが少なく、カフェインをより多く摂取したい場合は浅煎りのコーヒーを選ぶと良いでしょう。

ポリフェノールの優れた効果

コーヒーには、クロロゲン酸類などのポリフェノールも多く含まれています。クロロゲン酸はコーヒーの褐色に一役買っていますが、それだけでなくがんや肝硬変、動脈硬化、脳卒中の発生を抑えるなど様々な病気の予防に効果的であるとの研究が盛んに報告されており、注目が高まっています。「ポリフェノール」と言えば赤ワイン、といった印象も強いですが、コーヒー1杯分のポリフェノール量は実は赤ワイン1杯分のポリフェノール量とほぼ同じ。たくさんの量のポリフェノールが含まれているのです。

注意点

コーヒーを飲用することによるメリットはたくさんありますが、過剰に摂取することで健康に害を及ぼす場合もあります。カフェインには、胃液の分泌を促す作用があるため、空腹時に過剰摂取をすると胃を荒らしてしまうことがあります。また、覚醒作用があることから眠る前に摂取することで、なかなか眠りに就けず睡眠の質が低下する恐れもあります。他にも貧血を起こしやすくなったり、自律神経のバランスが乱れてしまったりといった数々のデメリットも存在するとされています。いくら気分がスッキリするからと言って、やはり飲み過ぎは良くありません。健康な成人はカフェインの摂取量は1日400ml以下、コーヒーカップで5杯~6杯までだと言われています。適切な摂取量で限度を超えないように注意しましょう。また、妊娠中の女性がカフェインを摂取すると、胎盤を通して酸素や栄養素が胎児に届きにくくなり流産の可能性が上がるといった報告もあります。最近では、カフェイン含有量の極めて少ない「カフェインレスコーヒー」も販売されているので、こういったコーヒーをうまく利用しながらコーヒーライフを楽しんでいきましょう。