世界60ヵ国以上!コーヒーの生産国とその特徴をご紹介/ホームメイト
「コーヒー豆」とは、実際には豆ではなく「コーヒーノキ」という熱帯植物の果実の種子です。このコーヒーノキは「アラビカ種」と言われエチオピアに自生しており、この植物がコーヒーの原点だと言われています。約1,000年前にイスラム教徒が飲用し始めたとされ、その後エチオピアから長い時間をかけて世界に広がったとされています。現在、コーヒーの生産国は「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道の南北緯25度間を中心に世界に約60ヵ国以上も存在しています。ここでは、主なコーヒー生産地の主要国と栽培品種を紹介しましょう。
南米地域のコーヒー豆

南米は世界で最もコーヒーを生産している地域で、特に広大な国土を有するブラジルは最大の生産量を誇っています。
ブラジル
コーヒーの栽培において産出量世界第1位を誇るコーヒー大国で、世界総生産の3分の1以上ものコーヒーがブラジルで作られています。近年は生産だけでなくコーヒーの消費量に関しても米国に次ぐ世界第2位となりました。ブラジルは日本ともかかわりの深い国であり、1908年(明治41年)以降、約30万人もの日本人がブラジルに渡ってコーヒー産業の発展に貢献したと言われています。
栽培品種
- ブルボン
- ムンドノーボ
- コロニン
コロンビア
コロンビアはブラジル、ベトナムについで世界第3位のコーヒー生産国です。国土の半分ちかくが山岳地帯のため、生産者のほとんどが標高1,000m以上の山の急斜面にある農園で生産しています。そのため、生産の機械が難しく、小規模な農園が多いのが特徴と言われています。国を挙げてコーヒーの生産に力を入れており、1927年(昭和2年)に設立されたコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)の主導のもと、品質の向上やスペシャリティコーヒーの取り組みを積極的に行なっています。
栽培品種
- カトゥーラ
- カスティージョ
- コロンビアティピカ
中米地域のコーヒー豆
国土の小さい国が多いですが、標高が高いためジャマイカの「ブルーマウンテン」やキューバの「クリスタルマウンテン」など、世界的に有名なコーヒー豆を多く産出しています。
ジャマイカ
「コーヒーの王様」とも呼ばれる「ブルーマウンテン」の生産地です。豊富な雨量、弱酸性の土壌、昼と夜の寒暖差が10℃はあることから良質なコーヒーの栽培にとても適した環境だと言われています。また、ブルーマウンテン山脈の標高1,000m前後のブルーマウンテン地区で国に指定された特定の処理工場で処理された豆だけがブルーマウンテンを名乗ることができるという厳格な基準のもと管理されています。
栽培品種
- ティピカ
アフリカ・中東地域のコーヒー豆
コーヒー発祥の地であるエチオピアのあるアフリカ地域では、「モカ」や「キリマンジャロ」といった世界的に有名な銘柄が多くあります。
エチオピア
今でも野生のコーヒーノキが自生しているアラピカ種の原産国です。コーヒーノキを利用したフォレストコーヒーも産出しています。世界で最も古くからコーヒーが飲まれていた国でもあり、アフリカ地域のほとんどの国がコーヒーを輸出しているのに対し、エチオピアは生産量の半分近くが国内で消費されているところが特徴です。
栽培品種
- ティピカ
アジア・太平洋地域のコーヒー豆
アジア地域ではアラビカ種だけでなく、カネフォラ種ロブスタも積極的に栽培されており、ハワイの「ハワイコナ」も有名です。
インドネシア
世界4位のコーヒー生産国で、スマトラ島、ジャワ島、スラウェシ島が主なコーヒー産地となっています。以前はアラビカ種を栽培していましたが、過去にサビ病が流行したのをきっかけに現在では病害虫に強いカネフォラ種中心に栽培されています。スマトラ島のアラビカ種は「マンデリン」と呼ばれ、スペシャルコーヒーとしても評価が高い銘柄です。
栽培品種
- ティピカ
- ロブスタ
- カチモール

