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喫茶店・カフェ事典

喫茶店・カフェ事典

喫茶店に一番通っているのは岐阜市民?!地域による喫茶店の特徴をご紹介

古くは芸術家の意見の交換する場所や趣味の音楽を通して、仲間たちと交流する場所として、そして現在も憩いの場や待ち合わせ、商談などと多目的で利用される喫茶店。その需要は極めて高く、2009年(平成21年)総務省統計局が発表したデータによると全国における喫茶店の店舗数は77,036件にも及びます。このように日本各地に広がる喫茶店ですが、その地域によってそれぞれの店が独自の個性を持っています。こちらでは、統計データで垣間見える地域の特色と、際立った喫茶文化を持つ中部地方を中心にご紹介します。

地域で見る喫茶店の需要 【2006年(平成18年)調べ】

地域で見る喫茶店の需要 【2006年(平成18年)調べ】
喫茶店数
  1. ①大阪府…11,892軒
  2. ②愛知県…10,665軒
  3. ③東京都…7,937軒

このように、日本三大都市が出揃う結果となっています。人口では東京都が他の2府県を大きく上回りますがそれには比例していません。

人口10万人当たりの事業所数
  1. ①高知県…176.57軒
  2. ②岐阜県…160.05軒
  3. ③愛知県…150.07軒

人口を考慮して見てみると、最も喫茶店の密度が高いのは高知県ということが分かります。

都市別の年間支出喫茶代
  1. ①岐阜市…14,777円
  2. ②名古屋市…12,591円
  3. ③神戸市…9,544円

消費額に着目すると、喫茶店の密度が第2位であった岐阜が1位となり、どのランキングでも愛知県が上位に入る結果となりました。

中京圏で見られる独特の喫茶文化

以上のことから、どの項目でも上位に入る愛知県や岐阜県などの地方では頻繁に喫茶店が利用される傾向にあることが分かりました。そして、これは中京圏ならではの喫茶文化を表しています。

喫茶店の「モーニングサービス」

愛知県と岐阜県の喫茶店は、一般的に「モーニング」と呼ばれるサービスが盛んなことで知られています。これは通常早朝からランチタイムまでに入店し、コーヒーまたは紅茶などの飲料をオーダーすると、通常その飲料のみの値段、もしくは少しの金額をプラスすることで、トーストや茹で卵、サラダなどの軽食がセットとなるサービスのことを言います。現在、喫茶店の競争が激しい中京圏においては、集客のためモーニングも多様化しており、朝を意味する「モーニング」という名前では、ありつつも終日モーニングサービスを行なっている店や、その内容や量は朝食以上の充実具合を見せる店などもあります。また、この喫茶店のモーニング文化に対抗するべく、朝から営業する喫茶店以外の飲食店でも「モーニング」と称し、お得な価格で朝食のセットを提供する店舗も見られます。こうした中京圏の独特な喫茶文化は、名古屋発の喫茶チェーン店「コメダ珈琲店」などの全国展開によって、モーニングの概念は全国に広まりつつあります。

モーニングの元祖はどこ?

モーニングの始まりには諸説あり、愛知県一宮市で商談のため利用する客に対しピーナッツや茹で卵を付けたのが始まりだったという説や、愛知県豊橋市の駅前にある喫茶店「仔馬」で、従業員のまかないのパンを客に出したのが始まりという説もあります。また、記録として残っている最古のモーニングは広島県広島市の喫茶店「ルーエぶらじる」の看板にモーニングの文字が確認できる写真が残されています。