その小ささは世界一!?幅広い地域で親しまれるパスタ「クスクス」/ホームメイト
世界で最も小さなパスタ、それが「クスクス」です。大きさは直径1mmで、米粒よりも小さいサイズです。世界には約300種類以上のパスタが存在するとされていますが、その中でも最小と言われるのにも納得できます。クスクスは、北アフリカの人々が主食として食べるものでヨーロッパ、南米、北アフリカ、中東と実に幅広い地域で食べられています。日本でも専門店で食べられる以外に、輸入食材店などでクスクスを販売していることもあり、購入して自宅で作って食べることもできます。ここでは、クスクスの歴史、食べ方、作り方を解説していきます。
硬質の小麦で作られるパスタの一種

とっても小さな粒のクスクスは何で作られているのでしょうか。クスクスは「デュラム小麦」と呼ばれる硬質の小麦を粉にして、水分を含ませて粒状にした物です。粒状になった物を蒸して乾燥させた物が市場に出回っています。そのため、調理する際には湯とオリーブオイルで混ぜて戻せば、すぐに使えます。まるで、日本のインスタントラーメンのような手軽さが多くの地域で愛されている要因でしょう。湯とオリーブオイルで戻す際には、ハーブやニンニクを入れるなどして自由に味付けもできます。
クスクスの語源と発祥地
クスクスの語源は、よく丸められた物という意味を持つ「セクス」という言葉がもとになっているそうです。乾燥パスタのひとつなのですが、日本などの多くの国では粒状のためコーンや米、豆などと同じ認識を持っている人も多くいます。実際、バターを絡めてバターライスのように食べることもあります。
クスクスは煮込み料理!?
粒状なので、ラーメンやパスタのようにすすって食べることはできません。羊や鶏の肉、野菜などを煮込んだ料理に入れて食べるケースが多くあります。クスクスは粒状なので、スープがしっかりと染み込むことも煮込み料理に合うと言われる由縁です。
北アフリカでは主食として食べられる
北アフリカ、あるいはさらに北側のシチリアで誕生したとされるクスクス。ブラジルなどでも食べられていますが、やはり主食として頻繁に食べているのは、北アフリカ地域の人々です。
地域によって味付けも違う
クスクスは地域によって、大きくふたつの食べ方に分かれます。ひとつがモロッコ風。これはスープがトマトベースなことが最大のポイント。ちなみにモロッコの家庭では毎週金曜日にクスクスを食べることが多いそうで、多くの人が週末を前にした金曜日の夜にクスクスを食べるために、1週間を頑張っているのです。一方でオリーブオイルや香辛料を加えるのがチュニジア風です。チュニジアでもトマト風スープで食べることはありますが、スパイスの効いたクスクスと言えばチュニジアの定番です。
どんな料理にも使える!
スープや煮込み料理に入れる他、冷たいままでサラダやメインディッシュの付け合わせにしたりと、何にでも合うのがクスクスの懐の深さです。また、家庭でも一般的にクスクスを食べるフランスではフレンチのコース料理の一品としてクスクスが出ることも珍しくありません。モロッコ、チュニジア、さらにはフランスなど各国で愛されるのは、調理しやすい、そしてどんな料理にも合わせられるからに違いありません。

