「無濾過生原酒(むろかなまげんしゅ)」で有名になった個性豊かな味わいが人気「飛露喜」/ホームメイト
搾ったままの風味を残すため、火入れや加水をしない製法、「無濾過生原酒(むろかなまげんしゅ)」で有名になった「飛露喜」。無濾過生原酒はフレッシュ感が命。搾りたてがおいしく、熟成させてしまうと味が劣化してしまうぐらい保存が難しいので、大手の酒蔵ではあまり出さない種類です。そこにあえて挑戦した福島県の「廣木酒造」。無濾過生原酒独特の個性を主張する味わいは、酒と向き合う時間を作ってくれます。
ここでは、「廣木酒造」の歴史、「飛露喜」誕生秘話、商品のラインナップを紹介します。
「廣木酒造」の歴史

福島県河沼郡会津坂下町、越後街道沿いにある「廣木酒造」は、江戸時代中期の文政年間に創業し、代々銘柄「泉川」を主力に生計を立てていました。杜氏が高齢を理由に引退したことを機に、9代目の廣木健司さんがサラリーマンを辞めて蔵を支えることになり、廣木酒造は新しい時代を迎えたのです。
父親と一緒においしい酒造りにチャレンジする中、父親が急逝。廃業を考えましたが、同時期にテレビのドキュメンタリー番組の取材オファーが来たことで「子どもに自分の仕事、蔵の仕事を伝えたい」と思い、母親とふたりで蔵を続ける決意をしました。酒屋からのあと押しをもらい、すべてをさらけ出して理想の酒を追い求めて本気で挑んだ末、1999年(平成11年)に生まれたのが無濾過生原酒「飛露喜」。ラベルを隠して関係者が試飲するブラインドテイスティングで1位となり、注文が殺到。ドキュメンタリー番組の放送も重なって人気の酒となり、無濾過生原酒を一般に広めるきっかけにもなりました。
ラインナップ
「飛露喜」のラインナップを紹介します。
特別純米 無濾過生原酒
ふくよかな米の甘み、酸味を感じることができる切れの良い辛口です。自己主張が強いのは、あえて雑味を残した無濾過独特の味わい。料理と一緒に楽しむ…というよりは、酒とじっくり向き合いながら味わうのがおすすめです。「飛露喜」は「喜びの露が飛び散る」の意味。感じのイメージにぴったりの口当たりです。
アルコール度数:17~17.9度
酒米:五百万石・山田錦
精米歩合:五百万石55%・山田錦50%
特別純米生詰
「飛露喜」シリーズの中で唯一年間を通して販売している酒で、1回火入れの酒です。濃縮された旨味とシャープな切れが特徴。ブラインドテイスティングで選ぶ利き酒イベント「SAKE COMPETITION 純米部門」で2012年(平成24年)に金賞を受賞しました。
アルコール度数:16.8度
酒米:五百万石・山田錦
精米歩合:五百万石55%・山田錦50%
純米吟醸 愛山
熟成された甘みのある味わい、透明感のあるフルーティー飲み心地が特徴です。
アルコール度数:16~17度
酒米:愛山
精米歩合:50%
純米吟醸 山田錦
フルーティーで、口にふくむと喉の奥からほのかな酸味を感じさせてくれる純米吟醸です。
アルコール度数:16~17度
酒米:山田錦
精米歩合:50%
特別純米 かすみざけ
華やかな香りとフルーティーな味わい、すっきりとした辛口が特徴です。
アルコール度数:17~18度
酒米:五百万石
精米歩合:55%

