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ファストフード店事典

ファストフード店事典

ファストフード店の歴史

日本全国、世界各国、ファストフード店は今やどこでも目にするようになりました。アメリカで誕生したファストフードの歴史は、実はそう長くありません。それにもかかわらず、ファストフード業界は急成長し、私たちの生活にすっかりと溶け込んでいます。母国アメリカでファストフードが国民に受け入れられるには、どのような背景があったのでしょうか?また、現在のファストフード店のスタイルを作り上げた2大企業について、そして日本に初上陸したファストフード店について紹介致します。

ファストフードの王道、ハンバーガーの誕生

ファストフードの王道、ハンバーガーの誕生

ファストフード店はアメリカで誕生しました。その代表メニューとも言えるハンバーガーは、1904年(明治37年)に開催された「セントルイス万国博覧会」の会場で販売された物がはじまりと言われています。丸いパンにハンバーグをはさんだサンドイッチのような物でした。この他に、ウィスコンシン州にあるレストランのコックが、ミートボールを短時間で調理するために潰して焼き、食べやすいようにパンに挟んで売り出したという説。コネチカット州の食堂が、車を運転しながら食べたいというビジネスマンの要望に応えるために提供したなど諸説あります。いずれにしても、20世紀初頭のアメリカで、現在のハンバーガーの原型となる物が生まれたということは事実のようです。その頃、アメリカは不況の真っただ中。高級感よりも大衆的で合理的な物が求められていた社会のニーズにぴったりと合い、アメリカ全土に普及していくのです。

マクドナルドとケンタッキーの登場

1948年(昭和23年)、カリフォルニア州でマクドナルド兄弟がドライブインを開業します。そこで売り出したハンバーガーが大変な人気となりました。1955年(昭和30年)、イリノイ州シカゴにハンバーガー店としての第1号店がオープン。世界的に知られる「マクドナルド」の誕生です。また、ケンタッキー州では、カーネル・サンダースがガソリンスタンドを経営。併設する食堂で、フライドチキンを提供していました。両者は、このあと、チェーン・フランチャイズ展開し、爆発的に店舗数を増やしていきます。こうしてファストフードのチェーンビジネスが発展し、大きな市場を作り上げたのです。

日本におけるファストフード

日本では、1960年(昭和35年)以降、高度経済成長とともに外食産業が急成長。1970年(昭和45年)、大阪万博に「ケンタッキー・フライド・チキン」が実験出店しました。これが日本初上陸のファストフードとなります(※)。同年、東京・町田にドムドムバーガーがオープン。その翌年、1971年(昭和46年)には、東京の銀座三越に「マクドナルド」、大阪・箕面に「ミスタードーナツ」の第1号店が誕生し、大規模なチェーン展開がなされていきます。このころから「外食産業」という言葉が使いだされ、外食がハレの物ではなく、日常化していくのです。以降、1990年代のバブル崩壊後の景気低迷に入るまで、ファストフード業界は右肩上がりの成長を続けます。2000年(平成12年)以降は、BSE、O-157、食品偽装、残留農薬などの問題が発生。食の安全性を重視する声が広がり、ファストフード業界も新たな方向性を検討する必要が出てきています。

※これより前の1963年(昭和38年)、沖縄に「A&W」が開業していますが、当時、沖縄はアメリカ占領下であったため、正式には日本初とは言えないでしょう。

最近の傾向

ファストフードには、高カロリーで高脂質の物が多くあります。その消費量が多いアメリカでは、「ファストフードは肥満と糖尿病のリスクを高める」という調査結果も出ています。健康、安全などにこだわる価値観により、ファストフードに対する「スローフード」という言葉も生まれました。これまで外食シーンに大きな影響を与えてきたファストフードですが、最近のライフスタイルを反映していく必要があるようです。そのため、最近ではヘルシー志向を取り入れたメニュー開発や宣伝展開などがされています。