ご希望の飲食店情報を無料で検索できます

クックドア

文字サイズ

お好み焼き屋事典

お好み焼き屋事典

トマトを活用したソースが人気の「カゴメ」

名古屋市に本社があるカゴメ株式会社は、ソースの会社としても知られています。その原点は、トマトの栽培。トマトを始めとする野菜を原料にしたソースは、カゴメで製造され始めてから100年以上の歴史を誇っています。そんなカゴメとお好み焼きとの関係には、トマトが切り離せません。また濃い味付けが好まれる傾向がある中部地方で長い間親しまれてきた会社であるため、その地域性も活かした商品ラインナップで根強い人気を誇っています。

トマトの栽培から始まったソース製造

トマトの栽培から始まったソース製造

今や飲料・食品・調味料の総合メーカーであるカゴメ株式会社。ケチャップやトマトジュース、野菜ジュースなどで全国の皆さんに親しまれていますが、もとは愛知県で1899年(明治32年)に創業者の蟹江一太郎が西洋野菜の栽培に着手したことから始まった企業です。キャベツ、ニンジン、ハクサイなどは当時珍しく、これらは飛ぶように売れていきました。しかし、トマトの売上だけは芳しくなく、蟹江はトマトの利用方法を探すのに苦慮していました。そこで出会ったのがトマトピューレーだったのです。そして研究を重ね、1903年(明治36年)に日本で最初のトマトソースの製造を成し遂げます。その後1908年(明治41年)には、トマトケチャップとウスターソース(当時の呼び名は『オスダソース』)の製造も開始します。西洋の食文化が庶民に浸透しつつあり、関西地方を皮切りに関東でもソース製造が盛んになってきた時代に、愛知でも蟹江一太郎がソースを誕生させたのです。

愛知県はソースも「こいくち」味が人気

さて、「名古屋めし」に代表されるように、愛知県民の味の好みは濃くはっきりした物である傾向があります。実はソースの味の好みにも各地の地域性が現れており、愛知県を中心とする中部地方では一般的にウスターソース、しかも「こいくち」が好まれています。関東地方では中濃ソースが、関西地方では用途によってウスターソース・とんかつソース・お好み焼きソースと使い分ける傾向があります。また、愛知では家庭でお好み焼きを作る際にとんかつソースや中濃ソースで味を付けることが人気です(カゴメでも以前は「お好みソース」を製造販売していましたが現在では製造していません)。

トマトとお好み焼きの新たなコラボ!

「自然を、おいしく、楽しく。」を企業ブランドステートメントに掲げるカゴメ株式会社は、製品を使って人々の「食」がより楽しくなるように、と提案をし続けている企業です。ホームページにはおすすめレシピが掲載されており、新しいアイデアが活かされたメニューが揃っています。中でも、お好み焼き粉を使ったレシピは必見。家庭で簡単にできるお好み焼きに、ソースやケチャップなどで味を付ける新感覚の味わいが楽しめます。新しい発想や自分の好みをどんどん活かして、おいしさの幅を広げていくことは、食生活がより一層豊かになることにつながります。つまり、お好み焼きは「かくあるべき」といった厳格なルールにかけず「お好み」で楽しむことが本来の味わいなのでしょうね。