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お好み焼き事典

お好み焼き事典

お好み焼き屋とは

肩肘を張らず難しい知識も必要とせず、誰でもおいしく食べられる庶民料理と言えば、お好み焼きが真っ先に思い浮かぶ人は多いでしょう。「関西風お好み焼き」「広島風お好み焼き」をはじめ作り方や味の付け方、または食べ方などが地方によって異なっており、かつそれが根付いている。そんな「一風変わっているけれどもカジュアルな日本料理」として外国人にも人気があるお好み焼きは、発祥からあらゆる変遷を経て現在の姿に至っており、また全国各地にお店が広がっている料理でもあります。

お好み焼きの発祥は?

お好み焼きの発祥は?

お好み焼きの起源は、あの著名な茶人・千利休が茶会で提供するお菓子として作らせていた「麩の焼き」だと言われています。これは小麦粉を水で溶いたものを薄く焼き、ケシの実などをトッピングしたものに山椒みそや砂糖で味付けして巻いて食べた物です。時代が下って江戸末期から明治初期にかけては、みその代わりに餡を巻いた「助惣焼(すけそうやき)」が生まれ、さらに助惣焼が「もんじゃ焼き」へ、もんじゃ焼きが「どんどん焼き」へ進化をしていきました。

ウスターソース=洋食?

大正時代には国産のウスターソースが各社から製造・販売されていき、新しくて栄養価の高いおしゃれな調味料として人気が上がっていたため、ウスターソースを使った鉄板焼き料理が庶民に浸透していきました。関西でその頃誕生したのが「一銭洋食」です。これは水溶き小麦粉を鉄板で焼いた上にネギなどの具を乗せてソースで味を付けるもので、この頃から現在のお好み焼きの姿が見られるようになりました。1枚1銭で売られ、また当時は「ウスターソースを使った料理=西洋料理」と考えられていたため「一銭洋食」の名が付いたとされています。

戦前はおやつ、戦後は料理

「一銭洋食」は安価なこともあり、戦前までは子どもたちのおやつとされてきました。しかし終戦後、食料が不足した時代には一銭洋食をもとに、野菜と少量の小麦粉によって作られるボリュームのある物に徐々に改良されていきました。これが料理としてのお好み焼きのスタートとも言えます。そして関西、広島、東京をはじめ全国で同じようなものが作られ始めました。

店舗数ナンバーワンは、やはり大阪

総務省統計局の2009年(平成21年)の統計によると、日本全国のお好み焼き・焼そば・たこ焼きの店舗数は、19,480軒。都道府県別で最も多いのは「粉もの」文化の本場・大阪府の3,449軒で、次いで明石焼で有名な兵庫県の2,404軒、3位はお好み焼きのメッカ・広島県の1,767軒です。総じて関東~東海~近畿~中国~北九州の各地方、つまり太平洋ベルト地帯では多く、関東以北、特に東北地方で少ない傾向が見られます。しかし最も店舗数の少ない秋田県でも26軒のお店が営業しており、お好み焼きをはじめとする鉄板文化は日本全国に広がっていることが分かります。

人口あたりの店舗数は、広島がトップ!

今度は人口10,000人あたりの店舗数のデータを見てみましょう。1位は広島県で6.2軒。次いで4.3軒の兵庫県、3.9軒の大阪府と続いていきます。日本全国の平均が1.5軒であることを見ると、いかに広島県の人がお好み焼き店に恵まれているかが読み取れます。