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ラーメン屋事典

ラーメン屋事典

創業の味を守り続けたラーメン屋「幸楽苑」

幸楽苑は、1954年(昭和29年)、創業者である新井田司氏が福島県会津若松市に開店した、従業員3人、6坪の店舗の味よし食堂が始まりです。開店当時のメニューは、ラーメン35円、天ぷらうどん25円、うどん20円といった物でした。1964年(昭和39年)、現社長である新井田傅氏が修行していた東京都の幸楽飯店から看板を譲ってもらい、1967年(昭和42年)に店名を味よし食堂から現社名である幸楽苑に改称し、ここから店舗を展開していきます。幸楽飯店の近くに後楽園球場があったこと、新井田氏が新宿御苑の近くに住んでいたことから、名前が付いた「幸楽苑」とはどういったチェーン店なのでしょうか。

守り続ける創業の味

守り続ける創業の味

コシの強さと喉ごしの良さを追求して、辿り着いた中太ちぢれ麺。品質を最優先した上質の小麦粉に水を多めに加え、門外不出の製法で仕上げたこの多加水熟成麺は、麺そのものに味わいがあり、程良く絡むスープと相性が抜群です。スープは独自のトリプルスープ。豚ガラ、鶏ガラをじっくり煮込んだガラ炊きスープと、鰹節などから取った魚介ダシ、さらに豊富な種類の野菜ダシを絶妙なバランスで合わせます。タレの個性を際立たせ、あっさりとしていてコクの豊かな、あと味の良いスープです。

半ちゃんらーめん誕生秘話

1993年(平成5年)、半チャーハンとラーメンを組み合わせた主力セットメニュー、半ちゃんらーめんを商標登録しました。半ちゃんらーめんのネーミングは、現社長が現在は閉店してしまった郡山市に出店した当時、麻雀帰りの客の会話がヒントとなり生まれました。会話の中で、聞いた「半荘」という言葉の響きの良さと、この言葉と同じくらい愛され、繰り返し何度も食べて貰える商品になって欲しいとの思いからです。

格安なベーシックメニュー

価格が看板に明示されているくらい最もベーシックなメニューである中華そばは、2006年(平成18年)5月以降に税抜き390円から税抜き290円へと値下げしました。これはさらなる集客効果を図ってのものでした。その狙い通り来客数と売上げは伸びましたが、原価率の高い中華そばを注文する客が60%と高くなり、顧客単価が下がったことで業績が悪化してしまい、当時の社長は退任しました。この状況下で就任した新社長は、新メニューの追加などメニューの見直しと変更を行ないました。やがて、中華そばの注文率は20%台にまで下がり、さらに客単価も上がったことで業績は回復しました。また2014年(平成26年)には、サンヨー食品からカップ麺サッポロ一番幸楽苑シリーズが期間限定で全国発売されました。

積極的な新規出店とスクラップアンドビルド

創業地が福島県ということもあり、店舗の多くは南東北、関東地方にあります。2012年(平成24年)10月時点で北海道、東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方に合計465店舗展開していて、2014年(平成26年)には中国地方の岡山県倉敷市に出店を果たしています。ただし、店舗数は積極的に新規出店、スクラップアンドビルド、業態転換を行なっているので変動が大きいのが実情です。例えば、石川県、奈良県、和歌山県には出店したものの撤退しています。