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ラーメン屋事典

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ご当地ラーメンの宝庫東北地方

もともとラーメンは、中国からもたらされたものですが、日本で独自の進化を遂げ、今や国民食となり、都道府県毎にご当地ラーメンが存在します。東北地方には、日本三大うどんのひとつ、秋田県南部で作られる稲庭うどんや岩手県盛岡のわんこそばなど、歴史と伝統のある麺料理が数多くありますが、ご当地ラーメンもかなりの数になります。なかでも、山形県には、米沢、酒田、とりもつ、冷やし、鳥中華、赤陽と6種類もあり、ご当地ラーメンの宝庫と言えます。

山形県民はラーメン好き!?

山形県民はラーメン好き!?

山形県は人口10万人当たりのラーメン店件数が、日本一とも言われています。最も有名なのが米沢市の米沢ラーメン。野菜、豚骨、鶏ガラ、煮干しを使ったあっさりとした醤油ラーメンで、地元では「中華そば」と呼ばれているとか。酒田市の酒田ラーメンも醤油ラーメンですが、背脂が加わることでコクとまろやかさを生んでいます。新庄市のとりもつラーメンは、名物の鶏のモツ煮込みとラーメンが融合したものです。山形市の冷やしラーメンは、客の要望から生まれたそうです。天童市の鳥中華は、もともとある鳥そばの麺を中華麺に替えたラーメンですが、そば屋のまかないがもとになっています。南陽市の赤陽ラーメンは、地元の特産品の唐辛子を使った辛味噌をトッピングした味噌ラーメンで、1980年代の激辛ブーム以前から存在していたと言います。

日本三大ラーメンのひとつ、福島県の喜多方ラーメン

1980年代に全国でブームを巻き起こした福島県喜多方市の喜多方ラーメン。豚骨スープのあっさり醤油ラーメンが基本ですが、ラーメン屋によっては煮干しのスープをブレンドしたり、醤油ではなく塩味や味噌味で提供することもあります。平打ちの縮れ太麺でもっちりしているのが、最大のポイントです。なお、福島県で醤油ラーメンと言えば、県南部にある白河市の白河ラーメンも有名ですが、こちらは喜多方ラーメンより濃い目の醤油味。豚骨、鶏ガラを使っていて、見た目、味とも東京ラーメンに近いとされています。

大正時代から存在した青森県のラーメン

創業1902年(明治35年)の、青森市の生そば入〆では、大正時代からラーメンがメニューにあったと言います。青森県出身の太宰治や寺山修司の著書にも青森のラーメンが記されており、その歴史を物語ります。津軽ラーメンは煮干しや焼干しを使用した醤油ラーメンで、津軽そばの影響を受けています。南部地鶏と煮干しを使った醤油味の八戸市の八戸ラーメンは、1928年(昭和3年)に来々軒という店を開店した中国人の鄭克銓(ていこくせん)氏が開発しました。最近では、津軽半島北西部に位置する十三湖の特産品である大和しじみの旨みを含んだ塩ベースの十三湖しじみラーメン、味噌をベースにカレー粉と牛乳をブレンドした青森市の味噌カレー牛乳ラーメンもあります。

地方色豊かな東北のご当地ラーメン

1935(昭和10)年頃に誕生したと言われるのが、煮干や鰹節でダシを取ったあっさり醤油味の秋田県横手市の十文字ラーメン。味噌が特産の宮城県仙台市には、辛味噌ラーメンがあります。2010年(平成22年)に販売が開始された、岩手県大船渡で水揚げされたサンマを使用している大船渡さんまらーめんは、東北地方の新しいご当地ラーメンです。