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秋のおすすめグルメ特集 記事一覧

秋風が肌に心地良い季節とともに、秋の行事は盛りだくさん。きのこ狩りにハロウィン、秋の食材の豆知識など「クックドア」から旬の情報をお届け致します。秋にぴったりなおいしいグルメを楽しみましょう♪

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行事にまつわるグルメ特集

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四季の変化に富んだ日本では、季節が変わるごとに多彩な祭りが各地で開催されます。
時期によって祭りの意味は異なり、秋に催される祭りは農作物の収穫を祝うことを目的としたものが一般的。
収穫への感謝の気持ちと共に地域で獲れた作物を神様にお供えし、地域に住む人々は郷土料理などで旬の味覚を味わいます。

おわら風の盆【富山県】

おわら風の盆

富山県富山市八尾地区で毎年9月1~3日にかけて開催される「おわら風の盆」。
立春から数えて210日目にあたる「二百十日」には大風が吹くと言われているため、農作物の無事を祈って踊り歩く行事です。

お祭り名:おわら風の盆

海と山の幸を使用した祭り料理

「おわら風」の盆の際には富山県を代表する郷土料理である「マス寿司」はもちろん、煮て溶かした寒天に卵を入れて固めた「べっこう」、そして地元で採れた「すすたけの煮物」などが振舞われています。

氣比神宮例大祭 敦賀まつり【福井県】

福井県敦賀市の敦賀まつりは「氣比の長まつり」という別名からも分かる通り、9月2日の宵祭りから15日の月次祭までおよそ半月もの間にわたり開催されます。
特に、戦国武将の人形を乗せた大きな山車の巡幸が見物。

脚付き盆で提供される豪華な本膳料理

ニシンずし

敦賀の人々が祭りの際に楽しみにしている料理が「ニシンずし」です。
その他にも「鯛の塩焼き」や「バラずし」、そしてサトイモの葉柄にあたる「ズイキ」を酢の物に調理した料理などを、漆の脚付き膳に乗せて出されるのが伝統的なスタイルです。

どぶろく祭り【岐阜県】

世界遺産に登録されている合掌造りで有名な岐阜県白川村では、毎年9月の終わりから10月の始め頃に五穀豊穣、家内安全などを山の神様に祈願する「どぶろく祭り」が開催されます。
豊作を感謝して神様にどぶろくを捧げたのが始まりで、祭り期間中は観客にもどぶろくが振舞われます。

お祭り名:どぶろく祭り

白川で造られた「どぶろく」に舌鼓

どぶろく

白川村の祭りでお神酒として用いられる「どぶろく」。
この地方に古くから伝わる独自の製法で造られており、多いときでは約1万4,000杯ものどぶろくが消費される程、盛大に行なわれています。

時代祭【京都府】

京都の三大祭りのひとつに数えられる「時代祭」。平安神宮の壮健と平安の遷都を奉祝するお祭りです。
行列の順序は明治維新から古い時代に並び、延暦時代まで遡ります。

お祭り名:時代祭

京都の祭りには欠かせない「鯖寿司」

鯖寿司

海から少し距離のある位置にある京都では、海産物が貴重な時代がありました。
生の鯖を塩でしめた塩鯖は当時のご馳走であり、「時代祭」のみならず祇園祭や葵祭などの祭りの際には「鯖寿司」が欠かせません。

松原八幡神社秋季例大祭【兵庫県】

兵庫県姫路市において10月14、15日に開催される松原八幡神社のお祭りは「灘のけんか祭り」の通称で有名です。
この祭りの目玉はなんと言っても日本最大と称される荒々しい神輿のぶつけ合い。船を象徴した神輿が播磨灘の波に揉まれる様子を表しています。

豪華絢爛な重詰料理

アナゴずし

荒々しい祭りとは対照的に、彩り豊かに重箱に詰められた美しい料理が提供され、「コノシロずし」や「アナゴずし」、「鯛の御頭付き」などを始めとした豪華な料理が並びます。

花祭【愛知県】

11月から愛知県東栄町で開かれる「花祭」は舞を通した生命の再生をテーマに、無病息災を祈る祭りです。生命を再生し、まさかりで天地を切って悪霊を鎮める最高神「榊鬼」の舞は必見。

お祭り名:花祭

焼いた味噌の香りが香ばしい「五平もち」

五平もち

花祭の料理と言えば、榊鬼が持っているまさかりをイメージして作られたという「五平もち」。
温かいご飯をまとめた物をスギで作られたくしに付け、小判型にのばしてから八丁味噌などで味つけし、焼いた物が振舞われます。

中山農村歌舞伎舞台【香川県】

香川県小豆島で開催される「中山農村歌舞伎舞台」は、300年以上もの歴史を持つ伝統的な行事です。
農村歌舞伎とは、地元住民が役者となり歌舞伎を演じる舞台のこと。大人歌舞伎が始まる前には子供の部もあり、毎年盛況を見せています。

2個で1人前とされる「わりごう弁当」

農村歌舞伎は、観客がお弁当やお酒を口にしながら鑑賞するところも大きな特徴。
各家庭では、この日のために「わりごう弁当」と呼ばれる10段重ねのお弁当を作って持ち寄ります。

唐津くんち【佐賀県】

唐津くんち

11月初頭の佐賀県唐津市には、14台にも及ぶ巨大な獅子や武将、鯛や鯱などの形を模した曳山(ひきやま)が並びます。「エンヤエンヤ」という掛け声と共にこれらの曳山が唐津市内を練り歩く様子が「唐津くんち」の最大の見どころ。

お祭り名:唐津くんち

貴重なアラを姿煮で

アラの姿煮

佐賀県で祭りのご馳走と言えば「アラの姿煮」。
一般的には「クエ」と呼ばれる高級魚ですが、九州地方では「アラ」という名で親しまれています。「唐津くんち」の日は、アラを丸ごと煮た料理で曳き子たちの労をねぎらいます。

高千穂の夜神楽【宮崎県】

宮崎県の高千穂地方では11月中旬~2月上旬のうちの数日間、収穫の感謝の気持ちと翌年の豊作を願って神楽が奉納されます。
この祭りの最大の特徴は、名前にもある通り夜に開かれること。住民たちが夜を徹し、33もの神楽を行ないます。

お祭り名:高千穂の夜神楽

夜でも食べやすい祭り料理

もろぶた

「夜神楽」では、主に煮物で来客をもてなします。
「もろぶた」と呼ばれる木製の入れ物で保存され、当日はそれぞれ小皿に取り分けて提供されます。

沖縄全島エイサーまつり【沖縄県】

沖縄の踊りとして有名な「エイサー」は、実は沖縄伝統の盆踊り。
祖先の霊を歓迎するために毎年旧暦7月の盆に開催され、3日間わたって各地域の「エイサー」が披露されます。

最終日にお供えされるウーサンミー(重詰料理)

沖縄では盆の時期になると、三度の食事に加えてお菓子や果物などが仏壇に供えられ、祖先の霊を手厚くもてなします。
特に「ウークイ」と呼ばれる3日目の夜には「ウーサンミー」という、お餅やおかずがぎっしりと詰められた豪華な重詰が供え物として作られます。

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多くの野菜や果物が旬を迎える秋は、おいしい食材を自分の手で収穫できるシーズン。
そのため、自然を感じながら食材が収穫できる「味覚狩り」は、子供から大人までが楽しめるとあって、秋に人気の高いイベントです。
今回は、数ある味覚狩りの中でも様々な料理に活躍する「きのこ」にスポットを当て、「きのこ狩り」に出かける際の楽しみ方や、きのこのおいしい食べ方などについてご紹介します。

「きのこ狩り」体験の流れとおいしいきのこの見つけ方

きのこ狩り

「きのこ狩り」が楽しめるきのこ農園は全国に多数あり人気が高く、体験に出かける際は、農園のウェブサイトを見るか直接電話するなどして、営業時間や休園日、料金などを確認しておきましょう。
予約が取れたら当日、農園で受付を済ませ、農園の方の説明に従ってから「きのこ狩り」を始めます。
きのこ狩り体験が初めてという方は、まず「かさ」を確認してみましょう。

おいしいきのこを採るのに確認する部位は「かさ」です。食べ頃のきのこを選ぶには、種類にかかわらず「かさ」に厚みがあり開きすぎていない物を選ぶのがポイント。
さらに、きのこの種類ごとに「かさ」を見て「おいしいきのこ」を見分ける方法があります。しいたけは裏のヒダがきれいな白色で「かさ」は茶色く、軸が太くて短い物が新鮮。
まいたけは「かさ」が硬く茶褐色の物、なめこは「かさ」がつぼみの状態の物、しめじは軸が白色で太くしっかりした物がおいしいと言われています。
もしも、おいしいきのこを見つける自信がない場合は、ガイドさんのいる農園を選びましょう。ガイドさんのいる農園へ行けば、きのこについて新たな発見ができるなど、知識が増えることでより一層「きのこ狩り」が楽しめます。

バーベキューで採れたてのきのこを満喫

バーベキュー

農園などで開催されている「きのこ狩り」は、その場で採りたてをバーベキュースタイルで味わえることが醍醐味。バーベキューでは、自分で収穫したきのこを新鮮なうちに焼いて食べられるとあってその味は格別です。
また、バーベキューでは、きのこ以外にも肉や野菜などの食材が用意されていたり、食材の持ち込みが可能だったりする農園もあります。なお、農園でバーベキューを利用する場合は、予約が必要なケースも。

さらに、バーベキューは「きのこ狩り」のオプションとして別料金である場合もあるので、ホームページなどを事前にチェックしておき、施設へ電話やメールにて確認しておくのがベストです。

「きのこ狩り」以外にも秋の楽しみがいっぱい

「きのこ狩り」以外にも、栗拾いやぶどう狩りなど、秋の味覚を収穫できる農園や、秋に収穫された「秋そば」を使用したそば打ちの体験メニューが用意されている農園もあり、「きのこ以外にも秋の味覚を楽しみたい」という方は、このような農園を選ぶのもおすすめ。
さらに「気候の良い秋を存分に楽しみたい」という方は、近くに日帰り温泉や紅葉が楽しめる場所を探してみましょう。
気候の良い秋は、食べることはもちろん、その風景を見ることも楽しみのひとつです。きのこ狩りは3時間から4時間程度楽しめるところが多く、大人は夢中になっても小さなお子さまにとっては退屈な場合も。
そのため、お子さまを飽きさせない工夫や、レジャー施設の他、お子さまでも楽しめるレストランなども探しておきましょう。

きのこのおいしい食べ方

採ったきのこは新聞紙などに包んで持ち帰ることで、蒸れたり形が崩れたりするのを防いでくれ自宅でもおいしく食べることができます。
ただし、きのこは傷みやすいため収穫後はできるだけ早めに食べきることが大切です。

しいたけ

しいたけ

「きのこ狩り」で最も多いのはしいたけ狩り。しいたけをおいしく食べたいなら、まずはシンプルに炭火で焼いて食べることがおすすめです。
採れたてのしいたけは香りや味わいが市販の物よりも濃厚なため、そのうまみ成分を活かした汁物や炊き込みご飯などでもおいしく頂けます。

まいたけ

まいたけ

味や香りが良く、歯切れの良い食感が特徴のまいたけは、栄養素が水溶性であるため、水に栄養素が溶ける性質があります。
そのため、鍋や汁物、炊き込みご飯などにして、栄養がたっぷりと含まれた汁まで堪能できるメニューがおすすめです。

なめこ

なめこ

採れたてのなめこは、ぬめりがある口当たりと歯ごたえが市販の物よりも引き立っています。
そのため、独特な食感を活かせる料理がおすすめ。シンプルな鍋や汁物、酢の物などの他、ホイル焼きにしてもおいしく食べられます。

しめじ

しめじ

採れたてのしめじは歯ごたえが良く香りが格別で、良いお出汁が取れます。
そのため、汁物や炒め物、炊き込みご飯など、しめじのエキスが存分に楽しめるメニューがおすすめです。

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空気が澄んだ秋の季節は、月が最もきれいに見えると言われている季節。中でも「中秋の名月」と呼ばれる旧暦8月15日の夜の月は「一年で最も美しい月」と言われ、各地で月を愛でる「お月見」が行なわれています。
この日は「十五夜」と言われることもあれば、「中秋の名月」と表現されることもありますが、そもそもその違いはあるのでしょうか。
そこで、月見の際によく聞く「十五夜」と「中秋の名月」の違いや、お月見の際にお供えする物など、お月見のしきたりについて調べてみました。

「十五夜」と「中秋の名月」って何?

お月見

「十五夜」とは、旧暦8月15日の夜のことを指します。そして「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」とは、この「十五夜」の空を照らす満月のことなのです。
太陽暦では月ごとに満月の日は異なりますが、月を基準に考えられていた旧暦では、15日の夜は満月にあたりました。そして古来中国では、「十五夜の」日である8月15日のことを秋(旧暦7〜9月)の中心ということで「中秋(仲秋)」と呼び、その日の満月を「中秋の名月」と呼ぶようになったのです。

また、旧暦8月は空気が澄んでいることから1年で最も月の姿形が美しいとされる季節。「中秋の名月」を鑑賞する風習は中国から伝わり、平安時代の貴族の間では月見の宴が華やかに行なわれていました。
「月々に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月」という句は、「中秋の名月」を詠んだ非常に有名な俳句です。この極上の月を愛でるお月見の風習は現代も続いており、日本各地で行なわれています。

現代でのお月見の解釈

「十五夜」、「中秋の名月」の言葉はどちらも、美しい名月を愛でる行事自体の意味として使われることが多くなっていますが、正しくは「十五夜」に「中秋の名月」を愛でることこそが「お月見」なのです。

「中秋の名月」にお供えする代表的な食べ物

「十五夜」には、「中秋の名月」を愛でるために供え物を用意するのが風習です。
旧暦8月は稔(みのり)の秋。古くから農作物の収穫に感謝するため、秋の収穫物を中心にお供えがされてきました。

月見団子

月見団子

「十五夜」の月見の定番と言えば「月見団子」です。
これは名前の通り月に見立てた白く丸い形をした団子のこと。「十五夜」にちなんで15個供えたり、月の月数に合わせ12個供えたりするなど、数は地域によって異なります。この「月見団子」を「中秋の名月」に供え穀物の収穫に感謝をしたあと、皆で頂くのです。
先人たちはこうすることで満月の力を体に取り入れ、無病息災になれると考えていました。

里芋

里芋

この時期は芋の収穫期にもあたるため、芋類も供えられることがあります。
中でも「里芋」は一株で小芋、孫芋とどんどんと増えていくことから、古くから子孫繁栄の縁起物とされていました。供え方は地域によっても異なりますが、そのまま蒸して「きぬかつぎ」といった料理にして供えることが多く見られます。
「中秋の名月」は里芋が供えられていることから、その風習や芋の収穫を祝う意味を込めて「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。

最中

最中

和菓子の「最中」は元々満月になぞらえたお菓子です。
江戸時代の煎餅屋が「最中の月」という干菓子を売り出したのが始まりであり、名月に供えるだけでなく、秋の代表的な和菓子としても販売されています。
他にも、枝豆や栗、おはぎなどが代表的な供え物として挙げられます。

お月見に「すすき」や「秋の七草」を飾る理由は?

すすき

「中秋の名月」を愛でる月見飾りには「すすき」や「秋の七草」があります。
縁側に設けた台に置いた三方に月見団子や芋を盛り、秋の収穫の感謝を示す意味で、「すすき」を始めとする「秋の七草」を飾ります。この時期、ほとんどの地域ではすでに稲の収穫が終わっているため、稲穂はありません。そこで「すすき」の姿形が稲穂によく似ていることから、稲穂に模してススキの穂を飾るのです。

しかし、東北など月見の時期に稲の収穫が終わっていない一部の地域では、「すすき」ではなく稲穂を飾ることも。
「秋の七草」すべてを揃えることが大変な場合はすすきだけを飾ることで、月見飾りの雰囲気もグッと風流になります。

「秋の七草」とは

七種の花

「秋の七草」は、奈良時代の歌人・山上憶良が万葉集に選定した「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり)かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」や、「萩の花、尾花葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌(あさがお)の花」が由来です。
古くから、秋の代表的な草花として親しまれています。
七草粥など調理して楽しむ「春の七草」に比べ、「秋の七草」は「眺めて楽しむ草花」とされ、お月見の飾りとして使われる主に観賞用の七草なのです。

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9月9日は「菊の節句」とも呼ばれる重陽の節句です。
五節句の中でも比較的知る人が少ないため、「忘れられた節句」という別名もあります。
しかし、古くは五節句を締めくくる行事として盛んに行なわれていました。
そこで、重陽の節句が忘れられた節句とならないように、美しく咲き誇る菊を飾り長寿や健康を願う「重陽の節句」についてご紹介します。

五節句のひとつ「重陽の節句」とはどんな節句?

五節句

「重陽の節句」とは、「端午」や「七夕」などに並ぶ、めでたい五節句の中のひとつ。
元々五節句とは、江戸時代に幕府が定めた公的な祝日でした。五節句とは、1月7日「人日(じんじつ)の節句」、3月3日「上巳(じょうし)の節句」、5月5日「端午の節句」、7月7日「七夕の節句」、そして9月9日の「端午の節句」の5つを言います。

節句の由来

五節句は中国から伝来した「陰陽道」の考えがもとになっています。古来中国では陽数(奇数)は縁起の良い数字、反対に陰数(偶数)は縁起の悪い数字であるという考えがありました。
五節句の日にちは月・日ともにすべて陽数(奇数)の数字が重なっており、非常に縁起が良い日という考えから特に重要な日とされ、祝いの儀式が行なわれてきました。
日本に伝わったあとも、その祝いの習慣が現代にまで残り、節句の日には各地で行事が行なわれているのです。

節句の中でも特に縁起が良い「重陽の節句」

重陽の節句

中でも「重陽の節句」である9月9日は、「重陽」という名前からも分かるように、陽数(奇数)の中で最も大きい「9」という数字が重なっています。つまり陽が重なることから、節句の中でも大変めでたい日なのです。
古来中国では、このめでたい日に香りの強い山椒を身に付け高い山に登り、「菊花酒」を飲むことで長寿になると信じられていました。
その風習が奈良時代に日本に伝わり、平安時代の貴族たちの間では重陽の節句には「菊花酒」を飲み交わす「菊花の宴」が開かれたと言われています。

重陽の節句に嗜む「お酒」と「栗ご飯」

「重陽の節句」は、同じく中国から渡来した菊花が付き物であることから、別名「菊の節句」とも呼ばれています。
この日には日本でも菊の花を飾り、「菊花酒」を酌み交わして祝うのが習わしです。
江戸時代の風習から、祝い膳として栗ご飯を頂く地域もあります。

菊花酒

菊花酒

古くから菊は仙人の住むところに咲き、長寿の効果がある霊花として親しまれてきました。これに習い、日本でも重陽の節句には「菊花酒」を飲む風習があります。
「菊花酒」は食用の菊を日本酒に浮かべ、香りを楽しみながら飲むお酒のこと。
飲む直前に浮かべても良いですが、菊の香りをより楽しみたい場合は前日から蒸した菊の花びらを冷酒に浸しておくと、より香りの高い「菊花酒」が楽しめます。

菊の花を飾った空間で長寿や無病息災を願い、みんなでわいわい「菊花酒」を頂くと、家の中の邪気も払うことができます。

栗ご飯

栗ご飯

江戸時代の徳川幕府では、五節句の重陽の日は祝日でした。そこでこの日になると藩主たちは城で宴を開き、菊花酒を飲みながら、秋の味覚である「栗ご飯」を食べる風習がありました。
栗は少量でもカロリーが高く、エネルギー補給がしやすいのが特徴です。夏の暑さで弱った身体や体力を回復させてくれる「栗ご飯」は、秋の祝い膳として積極的に取り入れられています。

秋ナス

秋ナス

重陽の節句である9月9日は「くんち(九日)」と呼ばれる神社の秋祭りの日でもあります。
主に九州地方で行なわれる秋祭りで、「くんち」に「秋ナス」を食べると中風(ちゅうぶう)にならない」という言い伝えも有名です。中風とは主に脳出血の後遺症のことですが、発熱や咳、頭痛など風邪の諸症状のことも言います。
「くんち」は昔と違って新暦である10月に行なわれますが、「重陽の節句」には健康を願い「焼きナス」や「ナスの煮浸し」を食べる風習。

「秋ナスは嫁に食わすな」という諺があるように、秋の旬の「秋ナス」は種が少なく身が引き締まっています。

正月だけじゃない!節句に食べるおせち料理

おせち

「おせち料理」と言うと、新年に食べる祝い膳というイメージが強いかもしれません。
しかし、おせち料理を漢字で書くと「お節料理」となり、お節とは「お節供(おせっく)」の略で、正月だけでなく節句の日に神様に供える料理のことを言いました。そのため古くは五節句のすべての日におせち料理を食す風習があったのです。
これが時代の移り変わりに伴い、1年の中でも最も重要なハレの行事である「正月」に重箱に詰めた祝い膳のみを「おせち料理」と言うようになり、五節句でおせち料理を食す文化は廃れてしまいました。

しかし現代でも、3月3日の上巳の節句(雛祭り)や5月5日の端午の節句(子供の日)など、五節句にご馳走を振舞う家庭も少なくありません。
しかし、他の節句を祝うなら、五節句の締めくくりとして「重陽の節句」も大切。そこで、秋のいち行事として栗ご飯やナス料理などの祝い膳に舌鼓を打ちながら、菊酒を用意し「重陽の節句」祝ってみましょう。

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私たちに秋を感じさせてくれる光景と言えば、やはり色付きが鮮やかな紅葉ではないでしょうか。
中でもカエデの葉が紅葉する様子は「紅葉(もみじ)」と呼ばれるように、秋を象徴する木。
そんな紅葉ですが、実は秋の味覚として食べられている地域があります。
和食料理店などで飾りとして、紅葉が使用されることがあっても、食べられることを知らない方も多いでしょう。
そこで、食べられる紅葉とは一体どのようなものなのか、調べてみました。

大阪・箕面の名物「もみじの天ぷら」

紅葉の名所として名高い「箕面山」が位置する大阪府箕面市。
特に「箕面の滝」で見る紅葉は絶景としてしばしば紹介され、毎年多くの観光客が訪れます。そんな箕面では、味覚でも紅葉を楽しめるという「紅葉の天ぷら」を販売。実は紅葉の天ぷらは関西地方で有名です。
「天ぷら」と聞くとおかずを想像しますが、この紅葉の天ぷらはまるで「かりんとう」のような風味。そのため、お子さまのお菓子としても食べられており、また箕面のお土産としても配られています。紅葉の天ぷらは目でも舌でも楽しめることで、関西方面以外の方にもお土産として配ると喜ばれる一品です。

紅葉の天ぷらの起源とは

もみじ

今や箕面の名物としてすっかり定着している「紅葉の天ぷら」ですが、その起源は遡ることおよそ1,300年前。
その当時箕面山には道場が存在し、修験道の開祖である「役行者」が修行のために滞在していました。
箕面大滝に映える美しい紅葉にすっかり魅せられた役行者は、灯明の油で紅葉の葉を揚げた料理で道場を訪れる旅人をもてなしたという逸話や、箕面山の西江寺の本尊である聖天様に、楓の葉を油で揚げてお供えをしたのが始まりという説が残っています。

箕面エリアの土産店のおなじみメニューに

「紅葉の天ぷら」がお土産として販売されるようになったのは明治初期で、箕面大滝付近で販売されていました。そして1898年(明治31年)に箕面公園が開園し、さらに1910年(明治43年)に阪急電車が箕面有馬電気軌道を開通させると、多くの人が箕面山へと足を運ぶようになり、一躍紅葉の名所に。観光地としての認知度と共に土産屋が徐々に増加。
ちなみにこの「紅葉の天ぷら」はかつて「葉衣」という名前で販売されていましたが、いつの間にか「天ぷら」という名が定着しました。
阪急箕面駅から箕面大滝に向かう遊歩道を進むと、道の両側に軒を連ねるそれぞれの土産屋から、「紅葉の天ぷら」を揚げる香ばしい香りが漂っています。

手間暇かけて作られる伝統の味

紅葉

一言に「天ぷら」と言っても、実は「紅葉の天ぷら」は多くの手間と時間をかけて作られています。
まず素材ですが、箕面で使用されるのは「一行寺楓(いちぎょうじかえで)」という種類のもみじが一般的。一行寺楓は他の物に比べると葉が薄く、黄色く紅葉するのが特徴の品種です。
これは、赤い葉を天ぷらにすると揚げたあとに色が黒く見えてしまいますが、黄色の紅葉は天ぷらにしたときに良い色味になるため。

中には、「紅葉の天ぷら」用の葉を取るために木から育てているというこだわりも。これらの紅葉を、秋になり黄色く色付いた頃に形の良い物を選びながら収穫していきます。

「紅葉の天ぷら」はどう作られる?

収穫した紅葉は、丁寧に水洗いをしたのち、アクを抜くために温度と湿度をしっかり管理しながら約1年間、樽で塩漬けに。しっかりと浸かった紅葉を塩から取り出し、今度は水で塩抜きをします。このような下準備を経た紅葉を、小麦粉や砂糖、ゴマなどが加えられた衣を付けて1枚1枚丁寧に菜種油で揚げて、ようやく「紅葉の天ぷら」の完成です。

優しい甘さと香ばしさ、そしてさくさくとした食感は、くせになるおいしさと評判を呼んでいます。このように、大変な手間暇をかけて作られている「紅葉の天ぷら」ですが、もし美しい紅葉に出会ったらご自宅でもチャレンジしてみましょう。

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お化け

「ハロウィン」は、元々アメリカをはじめとする英語圏で、この世とあの世が行き来できる日として盛大に祝われているお祭りで、日本のお盆のようなものです。
大人や子供まで魔女やお化けの仮装をし、盛大に行なわれているため、その楽しそうな雰囲気が日本でも受け入れられています。
日本でも盛り上がりを見せている「ハロウィン」が行なわれるのは10月31日。

その前後の日は各地でハロウィンパーティやハロウィンのパレードが開かれ、参加者は思い思いの仮装をして現れます。仮装姿で電車に乗ってくる人も多く「日本人はいつから仮装好きになったのか」と驚かれる方もいるようです。
しかし、実は日本人の仮装好きは今に始まったことではありません。なんと江戸時代から仮装行列が行なわれていたという記録が残っているのです。そこで、江戸時代の仮装はどのようなものだったのか、調べてみました。

江戸時代の仮装

浮世絵

「ハロウィン」で人気の高い仮装姿はゾンビや魔女、ドラキュラなど。これらは、海外の妖怪や映画からヒントを得たものがほとんどです。
しかしこのような妖怪が日本に伝わったのは近世のこと。では、江戸時代には一体どのような仮装が行なわれていたのでしょう。
そのヒントは、江戸時代の浮世絵にありました。

浮世絵に見る当時の仮装

日本には、当時の世相や文化が見事に描写された浮世絵が数多く残されています。
それらの浮世絵を見てみると、「キツネ」や「ウサギ」に変装した人、「たこ」や「魚」、「虫」などを模したかぶり物をかぶっている人、さらには「たけのこ」や「大根」などの野菜を身にまとっている人など多種多様。「ハロウィン」のようにそれぞれが想像力をふくらませ、好きな仮装に身を包んでいる様子が窺えます。

江戸時代の人々にとっての仮装とは

では、当時の人々はどのようなときに仮装をしたのでしょう。
これには様々な諸説があります。まず、ハロウィンのように一大イベントをより一層盛り上げて楽しむためという説。また、世直しを訴える民衆運動のためや、豊作を神に祈るなどの信仰のためという説もあります。いずれにしても、残された絵画を見ると人々が仮装を心から楽しんで盛り上がっているのだろうと想像できるものばかり。
浮世絵から、娯楽が少なかった時代だからこそ、昔の人たちは行事を楽しむ工夫を大切にしていたことが伝わります。

主な江戸時代の仮装行事

江戸の町並み

実際に人々が仮装している様子が描写されている浮世絵から、仮装が行なわれていたと予測される行事に次のようなものがあります。

二十六夜待ち

江戸の船

「二十六夜待ち」とは、特に高輪から品川付近で盛んであった、旧暦の7月26日に現れる月を見るための行事のこと。その当時、7月26日の夜には月光の中に阿弥陀・観音・勢至の三尊の姿が現れるため、それを見ることはとても縁起が良いと考えられていました。
しかし、その月が出る時間が深夜1時や2時と遅い時間だったため、その月を待つ時間を楽しんで過ごすという祭りのようなイベントに発展。
江戸時代の絵師・歌川広重が描いた「東都名所高輪廿六夜待遊興之図」には江戸時代のファーストフードであった寿司や天ぷら、いか焼きに水菓子(果物)などといった屋台を見ることができ、それと共にたこの仮装をした男性が描かれています。

蝶々踊り

「蝶々踊り」とは別名「京都豊年踊り」とも言われ、1839年(天保10年)に京都で起こった現象。その前年、大塩平八郎の乱の際に消失した大阪の天満宮再建のために砂持が行なわれました。
その際にも同じくお祭り騒ぎが起こっており、これらは共通して踊りを伴う民衆運動のような側面があると考えられています。小澤華嶽は「蝶々踊図」に京の人々が魚や虫、大根のかぶり物をかぶるなどの仮装をして踊り狂う様子を描いており、まさに「江戸時代のハロウィン」と表現されるような様々な仮装が見られます。

ええじゃないか

「ええじゃないか」とは、江戸時代末期の1867年(慶応3年)の8月から12月にかけて発生したとされる騒動のこと。東海、近畿、四国地方で起こりました。
「天からお札が降ってくる」という噂が広まり、これを聞いた人々は思い思いの姿で「ええじゃないか」という掛け声を連呼しながら踊りまわりました。
「ええじゃないか」を題材に描かれた絵では、七福神や天狗、狐の仮装をした人々が見られます。

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  • 食材(野菜・果物)
    秋の食材(野菜・果物)では、健康に良いグルメ情報をご紹介します。


施設検索/ホームメイト・リサーチがプロデュースする飲食店情報サイト『クックドア』。こちらのページでは秋のおすすめグルメ特集として、秋の行事にまつわるグルメをご紹介しています。暑い夏が終わり、過ごしやすくなる秋には行事が目白押し。食欲の秋とも言われる季節だからこそ、食とリンクしている行事も少なくありません。郷土料理が振舞われる秋祭り。団子や里芋を供えるお月見。きのこ狩りなんかも秋ならではの行事です。こちらにある情報を活用して秋の行事にまつわるグルメを満喫してみてはいかがでしょうか?まだ気付いていなかった秋の魅力を知るきっかけとなるかもしれません。全国の飲食店情報検索サイト『クックドア』は食を通じて、あなたの素敵な暮らしを応援しています。

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