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ファミレス事典

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世界三大スープなのに4つある?その理由とは!?

スープが正式な料理のひとつとしてコース料理の一角をなすようになったのは、17世紀フランスのルイ王朝の頃です。それ以前は、ごった煮の域を出なかったようです。そのスープの中から「世界三大スープ」と呼ばれる4つのスープをご紹介します。なぜ4つあるのかって?世界中のグルメの中では、まだ意思統一がなされていないようなのです。それほど、スープはおいしく、誰もがこだわりを持つ料理である証拠なのかも知れませんね。

プロヴァンス地方の名物・ブイヤベース

プロヴァンス地方の名物・ブイヤベース

地中海に面したフランスのプロヴァンス地方は、漁業の盛んな土地柄です。そこで働く漁師たちが商品価値のない魚を煮て、家庭料理として食したのが、ブイヤベースの発祥です。しかし、新鮮な海鮮がたっぷり入ったスープは、観光客の目に留まり、やがて名物料理として世界に知られるようになりました。いまでは、マルセイユ市が定めた「ブイヤベース憲章」があり、ブイヤベースと名乗るために必要な具材などが決められているそうです。例えば、「カサゴ、足長ガニ、ホウボウ、アンコウ、西洋アナゴ、オコゼなどのなかから4種類が入ること」と言った内容です。他にも、オプションとして加えていいもの、入れてはいけないものなども決められています。このこだわりこそが、「世界三大スープ」と呼ばれる所以なのでしょう。

中国料理の定番・フカヒレスープ

中国料理の定番・フカヒレスープ

食材としてのフカヒレの歴史は、中国の明の時代にはじまります。身分の高い人びとの間で珍味として重用され、フカヒレを使ったさまざまな料理が提供されるようになります。その中で、最も人気の高かったのがフカヒレスープだったのでしょう。線維に沿って細く割いた身を入れるスープが中国料理の定番として浸透していきます。日本は、このフカヒレの生産国として知られています。いまでこそ漁獲高では他国に1位の座を譲り渡していますが、フカヒレを最高の状態に仕上げる加工技術においては世界一だと言われています。そうした背景からか、日本人もフカヒレスープが大好きです。このスープでなければ味わえない歯ごたえと深い旨みには、世界三大スープとしての品格が感じられます。

酸味と辛味のバランスが魅力・トムヤムクン

酸味と辛味のバランスが魅力・トムヤムクン

トムは「煮込む」、ヤムは「混ぜる」、クン「海老」という意味なので、「海老を混ぜた煮込み料理」という意味になります。このスープの人気は、具材の出汁がしっかり出たスープに酸味と辛味でバランスをとった独特の味付けがなされている点です。世界中に多くのファンがいますが、「世界三大スープ」に入るかどうかは、議論の分かれるところです。しかし、4つのスープの中では、もっとも気軽に口に入るスープかも知れません。

ウクライナの伝統料理・ボルシチ

ウクライナの伝統料理・ボルシチ

甜菜の一種であるテーブルビートを使った赤くて甘味のあるスープです。ロシア料理店に行った時によく出会うスープですが、発祥はウクライナです。その後、東欧に広がり、ヨーロッパでの人気は高いようです。日本人にとってはあまり馴染みのないスープですが、一度食べると、包み込まれるような優しい味が忘れられなくなります。きっと寒い冬を乗り越えるための知恵から生まれたスープなのでしょう。このボルシチは、トムヤムクンと「世界三大スープ」の中の3つ目の席を争う間柄です。しかし、どちらも極めて個性的でおいしいスープであることに間違いはありません。どちらも捨てがたいゆえの議論なのですから、同立3位という結論もあり得るのでは? きっとスープ好きのグルメたちも納得するに違いありません。