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稲穂の国、日本が生んだブランド米!世界が認めたこだわりの米とは

お米と言えば、コシヒカリ、ササニシキなどを思い浮かべますが、今では全国各地でご当地のブランド米が誕生しています。それぞれのブランド米がおいしさを競い合っていますが、どれがおいしいの?という消費者の声に応えているのが、日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」です。

毎年、米を評価し、ランキングを発表

毎年、米を評価し、ランキングを発表

「米の食味ランキング」は、毎年全国で生産される米を炊飯し、試食して一定の基準で評価します。複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較しておおむね同等のものを「A'」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B'」として評価を行ない、毎年食味ランキングとして発表しています。2012年産の米では、128産地品種について食味試験を実施し、全体の7割以上がAランク以上となっています。これは過去最多で、それだけ全国的に高品質なコメ作りが行なわれていることの表れでした。

最高点は、「森のくまさん」

特Aの評価を得たのは、29産地品種でしたが、最高得点だったのが熊本県の「森のくまさん」で、3年連続の特Aの評価を得たことと合わせての快挙でした。

森のくまさん
熊本県で育成された水稲品種の一種で「ヒノヒカリ」「コシヒカリ」を親として作出されたF1個体にコシヒカリを戻し交配して作出しています。品種特性は、出穂期がヒノヒカリより1 - 2日遅い中生クラスの品種で、粘りが強く極良の食味です。

中部・九州生まれの米が台頭

お米と言うと、東北や信越地方など寒い地方をイメージしますが、近年、比較的温暖な九州の頑張りが目についています。20年前と現在の「米の食味ランキング」を比較すると、20年前にAランク以上獲得した地域は、ほぼ関東より北の地方だけでした。現在は、中部地方で3種の特Aランクの獲得がみられます。九州でも福岡県産「元気つくし」や熊本の「森のくまさん」、佐賀の「さがびより」を含め、4つの銘柄でAランク以上を獲得し、全国ランキングの1位、2位を熊本県が占めています。

地球温暖化との戦い

九州では、地球温暖化との戦いがありました。「元気つくし」を生んだ福岡では、開発を始めた9年前、夏の平均気温が前年比3℃も上昇し、猛暑の年でした。全国で稲の高温障害が起きるなど苦労をしていた年でしたが、「高温耐性評価装置」を導入し、田んぼに供給する水の温度を上げることで高温に耐えられる米の開発に成功しました。また真夏の中でも室温40℃に達するハウスの中で米を育てる「超スパルタ栽培」で強い米を育て上げることに成功しています。

東北・信越、北陸も負けてはいない

九州の頑張りが目立ってきたものの、やはり米どころ、東北・信越地方のブランド米は定評があります。「ヒトメボレ」「あきたこまち」「コシヒカリ」は継続して特Aを確保。安定した米作りを実証しています。また、北陸の福井の「コシヒカリ」が初めての特Aを獲得し、米づくりの勢力分布に一石を投じています。このような全国レベルで拡がる活発な米づくりは、これからの日本の食生活を支えてくれるに違いありません。