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ナポリタンの人気に迫る!ナポリタンは横浜生まれ!?

「スパゲッティ ナポリタン」は、日本で「パスタ」や「アル・デンテ」という言葉がまだ世に知られていない時代から、ずっと親しまれてきたスパゲッティです。その昔、洋食屋のスパゲッティの定番といえば、このナポリタンでした。近年、日本でイタリア料理がブームになり、「おしゃれな」スパゲッティが数々登場する中、少し隅に押しやられていたような感もあったナポリタンですが、最近、どうやら、息を吹き返してきたよう。ナポリタンの専門店が現れたり、おしゃれカフェの人気メニューとして登場したり、ブーム復活の兆しが見えています。

スパゲッティの本場イタリアにはないナポリタン

スパゲッティの本場イタリアにはないナポリタン

どこで生まれ、どのように浸透していったのか? そもそも、なぜナポリタンと名付けられたのか? 謎多きナポリタンの秘密に迫ってみましょう。

ナポリタンは横浜生まれ?

「ナポリタン」とは、一般に、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、ウィンナーソーセージなどを具材とし、ケチャップで味付けしたものです。好みで、粉チーズやタバスコをかけて食べます。このナポリタンが、日本生まれのスパゲッティであることは、よく知られているところですが、その発祥は、実ははっきりとはしていません。

一説としてよく言われているのは、1927年創業の「ホテルニューグランド」(横浜市中区)が元祖だとする説で、終戦後に連合国軍総司令部(GHQ)に接収された際、当時の入江茂忠総料理長が、スパゲティをケチャップであえる兵士たちを見て着想したというものです。しかし、興味深いのは、ホテルニューグランドのナポリタンは、具材はマッシュルームとボンレスハムのみ。野菜もピーマンや玉ねぎはなく、刻んだパセリが乗せられているだけ。もっと驚くのは、ナポリタンの代名詞とも言えるケチャップが一切使われていないこと。ホテルニューグランドでナポリタンが誕生した時から現在まで変わっていないこの"事実"の真相は、入江総料理長が、ケチャップが一流ホテルの格式に合わないと判断し、生トマトを使ったソースを考案したからのようです。こうして生まれたナポリタンが広まる過程で、より大衆的なケチャップ、ピーマン、玉ねぎのスタイルに変化したと言われています。

「ナポリ」の地名がついた理由

では、なぜ、生トマトを使ったソース、またはケチャップであえたスパゲッティに、イタリアのナポリ地方の地名を付けたのでしょうか? 実は、ナポリはトマトで有名なまちで、世界で最初にトマトが食べられた場所でもあるのです。そこから、"ナポリ風"を意味するナポリタンという名前が付けられ、日本中に広まっていったと言われています。

さて、このナポリタン、2009年には、発祥の地と言われる横浜からナポリタンを盛り上げようと、「ナポリタン学会」が横浜に誕生しています。ナポリタンの今後の動きに注目です。