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ファミレス事典

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トルコ料理の特色

トルコ料理は、フランス料理と中華料理と合わせて、世界三大料理と言われているものです。トルコは、黒海と地中海に挟まれ、西はギリシャやブルガリアに接し、南はシリアやイラク、東はアルメニアやイランと隣り合っています。東西文明のまさに十字路に位置する国であり、様々な文化要素を取り入れた独特の食文化を形成しています。しかし、日本人にとっては、トルコ料理という言葉にあまり馴染みがなく、どのような料理を指すのか、わからない人も多いのではないでしょうか。実は、とても身近な料理がトルコ料理を発祥としています。その意外な素顔を紹介しましょう。

羊肉の串焼き「シュシュケバブ(シシカバブ)」

羊肉の串焼き「シュシュケバブ(シシカバブ)」

まず、トルコ料理というと、その代表的なものとして知られるのが、羊肉をつけ汁に漬け、串に刺して焼いた「シュシュケバブ(シシカバブ)」や、薄切り肉の円柱焼きである「ドネル・ケバブ」です。しかし、こういった串焼きのような単純な食べ物だけが、トルコ料理の代表ではありません。

「ピラウ」から生まれた「ピラフ」

トルコ周辺を発祥とする炊き込みご飯に「ピラウ」と呼ばれるものがあります。このピラウが、西アジアから中央アジアまで広がり、さらにピラフの名で全世界へと広がっていったのです。日本では、ピラフのことを洋風炊き込みご飯と考えていますが、実は洋風ではなく「アラブ風炊き込みご飯」なのです。

「ドルマ」から生まれた「ロールキャベツ」

トルコ料理の特徴のひとつに、ひき肉などの詰め物をした料理が多いことがあげられます。ピーマンやトマト、ナスに詰めたり、キャベツやブドウの葉に巻いたりしたものは、「ドルマ」と総称され、非常に多くの種類があるのです。

このドルマは、アラブ諸国はもちろん、ギリシャやバルカン半島の東欧諸国にまで広がり定着します。日本人にも馴染みの料理である「ロールキャベツ」も、トルコで生まれたドルマにルーツがあるのです。

また、ひき肉を詰め物にせずに、ナスと交互に何層にも重ねて焼いた「ムサカ」は、ギリシャ料理としてよく知られていますが、実はこれもトルコからバルカン半島一帯に見られる料理なのです。

ヨーグルトも実はトルコが発祥

トルコ発祥の食べ物は、他にもいろいろありますが、中でも意外性として一番なのは、「ヨーグルト」でしょう。ブルガリア名物のヨーグルトも、もとをたどると、トルコの遊牧民がつくったもので、その名称も、トルコ語の「ヨーウルト」に由来します。

日本ではデザートのイメージが強いヨーグルトですが、本場トルコでは、サラダやスープなど様々な料理に用いられており、ギリシャやブルガリアなどでもヨーグルトを使った料理は多数あります。また、前菜や肉料理に添えて出されることも多く、にんにくのおろし汁を混ぜたヨーグルトソースは、マントゥ(トルコ風ラビオリ)や野菜料理にも欠かせない定番ソースで、このソースのおかげで料理の味がぐっと引き締まると言われています。