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ファミレス事典

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日本のソウルフード「焼き鳥」の成り立ちとは

肉食の習慣が一般的ではなかった室町時代まで、鶏は牛や豚と並んで、「食べると地獄に堕ちる」食材のひとつでした。しかし、南蛮人の渡来や、長崎出島を中心とした外国との交易などにより鶏肉を食べる文化が徐々に浸透し、江戸時代の料理本には堂々と鶏肉料理が紹介され、神社の参道では雀の丸焼きが売られるようになりました。そして、明治に入って焼き鳥の屋台が登場したのです。そんなルーツをもつ焼き鳥は、日本の庶民が愛するソウルフードです。数ある焼き鳥メニューの中で、みなさんはどれが好きですか? 鶏肉の部位ごとに特徴を探ってみましょう。

焼き鳥のおもしろ県民性

焼き鳥のおもしろ県民性

鶏肉の部位の話の前に、豆知識をひとつご紹介します。外食する時、焼き鳥を選ぶ割合が最も多い都道府県ってどこかご存知ですか?人口の多い東京都を最初に思い浮かべる方が多いと思いますが、東京は19位。1位はなんと青森県です。なぜ青森の人が焼き鳥屋さんを選ぶのか、背景はよくわかっていません。しかも、外食に使う金額だけを比較すると青森県は全国最下位なので、あまり外食をしない県民性であることがわかります。ということは、「たまの外食で焼き鳥を選ぶ人が多い」ということになります。青森にはおいしい焼き鳥屋さんが多いのかも知れません。今度青森に旅行した時には、ぜひ焼き鳥屋さんに立ち寄ってみて下さい。ちなみに、焼き鳥をもっとも食べない県は、岐阜県との結果が出ています。こちらの理由もはっきりとは分かりませんが、岐阜県のご当地グルメ「鶏ちゃん」に押されているのかも知れませんね。

やみつきになる焼き鳥の稀少部位

やみつきになる焼き鳥の稀少部位

焼き鳥屋さんに入って一番に頼むメニューはなんですか?"いつも"のメニューもいいけれど、たまには食べたことのない部位にも挑戦したいと思っている人のために、稀少部位の特徴をまとめてみましょう。

小肉
本来は、骨ガラに残った肉をすきとったもの。焼き鳥としては、首の部分を使うので、別名「ネック」ともいう。よく動く部位なので、歯ごたえがよく、味にも深みがある。
はつ
別名は「ハート」、もしくは「ココロ」といい、いわゆる心臓のこと。縦半分に切ってあり、コリコリとした食感で人気が高い。
なんこつ
胸骨の先端からとる「ムネなんこつ」と、膝からとる「ヒザなんこつ」がある。焼き鳥としては、ムネなんこつがよく使われ、ヒザなんこつは唐揚げなどに使われることが多い。低カロリーでコラーゲンたっぷりなので、女性からの指名が多い部位。
ぼんじり
しっぽの先端にある稀少部位。脂がよく乗っていて、ジューシーでとろけるような旨みが格別。焼き鳥通にとっては必須のメニュー。
玉ひも
その形状から「チョウチン」とも呼ばれ、鶏の卵管と体内にある卵のこと。下処理や仕入れに手間がかかるため、取り扱っている焼き鳥屋が少ない。もし見つけたら、注文すべき稀少部位のひとつ。
とさか
極めて稀少な部位なので、一度試してみる価値は大。ただし、好みが分かれるメニューでもある。まず、見た目がとさかそのものであるため、運ばれた段階で脱落する人もいれば、勇気をもって口にした人でも、「クニュ」っとした食感がやみつきなるという人と、もう二度と食べたくないという人に分かれる不思議なメニューである。