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レストラン事典

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紀元前から続く料理「シチュー」の歴史

シチューとは、肉や野菜をスープで長時間火にかける煮込み料理のことです。英語の「stew」には、料理名の他に「ゆっくり時間をかけて火で煮る」という意味の動詞として使われることもあります。日本では、ビーフシチューやクリームシチューがよく知られています。

紀元前から続く調理法

紀元前から続く調理法

たくさんの材料をひとつの鍋に入れて煮込む料理は、世界中で見られる調理法のひとつです。紀元前500年頃の西欧地域において、様々な食材を木から吊した金属製の大きな鍋に入れ、長時間火にかけてから食べる料理があったとの記録が残っており、これがシチューのはじまりだと伝えられています。

日本における二大シチュー

明確な記録はないものの、日本にシチューが伝わったのは明治初期の頃だといわれています。明治の中頃になると、多くの洋食レストランで「ビーフシチュー」のメニューを見るようになりました。世界には様々なシチュー料理がありますが、日本では「ビーフシチュー」「クリームシチュー」のどちらかを指すことがほとんどです。

洋食メニューの定番、ビーフシチュー

ビーフシチューは、デミグラスソースやブラウンソースをベースにして、タマネギやニンジン、セロリなどの香味野菜と肉類を、赤ワインととともに煮込んだ料理です。大きなかたまり肉をやわらかく煮込んだビーフシチューはレストランの定番メニューのひとつで、主にメインディッシュとして食べられています。肉はスジ肉やバラ肉を使用することが多く、牛タンを使用した「タンシチュー」も人気があります。

クリームシチューは日本発祥

ホワイトシチューとも呼ばれ、生クリームや牛乳を使用した白いシチューです。タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、鶏肉などを具材とすることが多く、小麦粉を使いとろみのある状態に仕上げていることが特徴です。牛乳をベースにした煮込み料理は世界各国で見られますが、日本のクリームシチューのようにとろみはなく、「クリームシチュー」という言葉そのものが日本で生まれた造語であることから、海外においては日本料理として紹介されることもあるようです。クリームシチューに煮た料理は、大正時代にはすでに紹介されていましたが、一般家庭へと広まったのは、1966年(昭和41年)に食品メーカーからクリームシチューの粉末ルウが発売されたことがきっかけだと言われています。

クリームシチュー+カレー=カレーシチュー

あまり知られていませんが、クリームシチューにカレー風味が付いた「カレーシチュー」と呼ばれるメニューもあり、甘口のカレーが好きな人に支持されています。

シチューの付け合わせ

シチューは、ごはんやパンと一緒に提供されます。レストランなどでは、ヨーロッパ発祥ということもあり、バゲットやリュスティックといったシンプルなパンを合わせることが多いようです。一般家庭においては、カレーライスのように、ごはんにシチューをかけて食べるケースもあります。