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レストラン事典

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日本で生まれた創作料理「ドリア」の由来

ごはんにソースをかけてチーズを散らし、オーブンで焼き上げるドリアは、日本で生まれた創作料理です。使用するごはんは、バターライスやチキンライスなど。組み合わせるソースはベシャメルソース(ホワイトソース)が王道ですが、ミートソースやカレーソースのドリアもあります。

横浜の老舗ホテルで誕生したドリア

横浜の老舗ホテルで誕生したドリア

ドリアは、その見た目からヨーロッパ生まれの料理だと思われることが多いのですが、実のところは日本生まれの創作料理です。考案したのは、横浜の老舗ホテル、ニューグランドの初代料理長であるスイス人シェフ、サリー・ワイル氏。当時、ヨーロッパで人気を集めていたエビのクリーム煮をピラフの上にかけ、さらにベシャメルソースとチーズをトッピングし、オーブンで焼き上げる料理、ドリアが誕生しました。

「ドリア」の由来は人名から

「ドリア」という名前はサリー・ワイル氏が考案したもので、イタリアの貴族、アンドレア・ドーリア提督の名前を由来にしていると言われていますが、その理由は明らかになっていません。アンドレア・ドーリア提督は、ジェノバ共和国の名門貴族、ドーリア家のひとりで、一族の中ではもっとも有名な人物です。

アンドレア・ドーリア提督が活躍したジェノバ共和国

ジェノバ共和国は、12世紀初頭にイタリアで形成された商業国家です。13、14世紀頃には、ベネチアと並んで地中海を代表する商業国家として知られていましたが、その後、諸外国からの干渉を受けながら情勢が様々に変化。1805年から1814年まではフランスに併合されていた歴史を持ちます。

もうひとつのドリア

日本で誕生したドリアの他にも、かつて、ドーリア家のためにつくられた料理に「ドリア」という名前のメニューがありました。詳細は分かっていませんが、トマト、キュウリ、卵を使用した料理であったとの記録が残っており、これは、イタリア国旗の赤、緑、白をあらわした料理であったと伝えられています。

バラエティ豊かなドリアメニュー

ドリアに使用するソースはベシャメルソースが定番ですが、具材やソースの種類により、様々な種類のドリアを見ることができます。

ミートドリア

ベシャメルソースの代わりにミートソースをかければ「ミートドリア」と呼ばれます。イタリアンファミリーレストランで有名な「サイゼリヤ」では、「ミラノ風ドリア」との名前で販売されています。

カレードリア

ベシャメルソースの代わりにカレーソースをかければ「カレードリア」になります。カレーハウスの「CoCo壱番屋」では、ナスとほうれん草のカレードリアやハンバーグカレードリアを食べることができます。

シーフードドリア

ピラフやソースにエビやイカなどが入っているドリアは「シーフードドリア」と呼ばれます。また、鶏肉が具材のメインに使用されているものは「チキンドリア」と言います。

ライスグラタン

地域や店により、ドリアのことを「ライスグラタン」と呼ぶ場合もあります。年配の方などは、ライスグラタンの呼び方のほうが、馴染みがあるようです。