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中華料理店事典

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レバニラ?ニラレバ?正しいのはどっち!?

栄養価が高く、家庭料理としても親しまれている「レバニラ炒め」。中華料理店をはじめ、居酒屋や食堂など様々な飲食店の定番メニューとなっています。

この料理は、「レバニラ炒め」なのか「ニラレバ炒め」なのか、どちらが正しいのかと論じられることがあります。この答えを導くには国民的アニメ「天才バカボン」が絡んでくるなど、その歴史はちょっとユニークです。ここでは日本での普及の流れや、レバニラ炒めの概要などをご紹介します。

中国の韮菜炒猪肝はニラレバ炒め

中国の韮菜炒猪肝はニラレバ炒め

中国では肉食の歴史は古く、味に癖のあるレバーなど豚・牛の内蔵も工夫して食されてきました。レバーとニラを炒めた料理「韮菜猪肝(ジウツァイジゥガン)」も人気の家庭料理のひとつです。この料理が日本へ伝わった経緯は明らかではありませんが、ニラが日本の一般家庭に普及した1960年(昭和35年)以降に家庭でも作られるようになったと考えられます。

「韮菜猪肝」とはどんな料理?

「韮菜炒猪肝(ジウツァイチャオジゥガン)」とも呼ばれる料理。下ごしらえや味付けやなどは日本のレバニラ炒めと基本的には同じです。素材は主にレバー(主に豚か牛)、ニラ、ネギ、葉ニンニクなどの野菜と、醤油、塩、砂糖、オイスターソースなどの調味料など。

作り方は、まずレバーを血抜きして醤油などで下味を付け、片栗粉をまぶします。中華鍋で油を熱し、レバーや野菜を炒めたら、調味料で味付けします。最後に水溶き片栗粉でとろみを付ければ完成です。

栄養満点なスタミナ料理としても人気

レバーに豊富に含まれるビタミンB1と、ニラに含まれる成分「アリシン」を一緒に摂取するとビタミンB1の吸収率が高まり、疲労回復に効果があります。この他、レバーはビタミンAや鉄分、葉酸なども豊富なことから、ニラレバ炒めは栄養価の高い料理として知られています。

レバニラの考案者は天才バカボンのパパ?!

中国語の「韮菜猪肝」は直訳すると「ニラレバ」です。しかし、日本では同じ料理を「レバニラ炒め」や「レバニラ」と呼ぶのが一般的です。実は、この呼び名は国民的人気を博したアニメ「天才バカボン」に由来しているのです。

「天才バカボン」は1967年(昭和42年)に週刊誌にてマンガ連載がスタート。1971年(昭和46年)にはテレビアニメも始まりました。主人公の父親「バカボンのパパ」が「レバニラ炒め」が大好物と何度も口にしたため、日本では「ニラレバ」ではなく「レバニラ」の順でこの料理の名前が広まったと言われています。バカボンのパパは、太陽は西から上って東に沈むといった思考の持ち主でした。そのため、すでに日本に普及しつつあった中華料理「ニラレバ」について、「レバニラ」と読み上げたと考えられています。

レバニラ炒めは定食スタイルが主流

日本でもレバニラ炒めは家庭料理として親しまれている他、中華料理店や食堂などでもポピュラーなメニューとして登場します。定食のメインディッシュとしてご飯やスープなどと共に提供するスタイルが多いようです。使われるレバーは牛、豚、鶏が一般的。東京都にはレバニラ炒め専門店もあり、豚レバーだけでも山形庄内産や茨城県産など様々な産地の物があり、食べ比べが楽しめます。