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中華料理店事典

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様々な食材を使った栄養価高いちゃんぽん!

温かい中華麺の上にたっぷりの野菜と豚肉、イカ、エビなどのシーフードなど、様々な食材がのる麺料理「ちゃんぽん」。「長崎ちゃんぽん」や「ちゃんぽん麺」と呼ばれることも多く、中国には存在しない日本生まれの中華料理のひとつです。

栄養価の高いちゃんぽんは健康ブームにものって、今ではちゃんぽん専門のチェーン店「リンガーハット」が500軒以上を展開する程の人気を誇っています。ちゃんぽんがここまで広く愛されるようになった理由や、そもそもの誕生の背景はどんなものなのでしょうか。その概要をまとめました。

安くて栄養たっぷりの食べ物として誕生

安くて栄養たっぷりの食べ物として誕生

ちゃんぽんは1897年(明治30年)ごろ、長崎の中華料理店「四海楼」で誕生しました。四海楼を創業したのは福建省出身の華僑である陳平順(ちんへいじゅん)氏。この陳氏が福建料理の「湯肉絲麺(トンニィシィメン)」をベースに開発したと言われています。長崎にいた貧しい中国人留学生のために野菜や海鮮の切れ端などをうまく利用して、「できるだけ安い価格で、栄養満点の物を」と工夫を重ねて作り上げた物でした。

「ちゃんぽん」の名称も陳氏が名付けたと考えられています。なぜこの名前になったのかは諸説ありますが、ひとつは福建省の方言である「喰飯(シャンポン)」に由来するという物。「喰飯」は「飯を食べる」という意味です。あるいは、ポルトガル語で「混ぜる」を意味する「チャンポン」という言葉から来た物、などと推定されています。

皿うどんにも発展

四海楼でちゃんぽんが人気になると、出前で運びやすいように汁を少なめに仕上げる料理を陳氏が考案。これが「皿うどん」の始まりだと言われています。このため、皿うどんはちゃんぽんとほぼ同じ材料で作られています。

チェーン店の誕生で全国的人気ものに

誕生当初からちゃんぽんはかけうどんと同じくらいの価格で栄養がしっかり摂れると注目され、瞬く間に評判が広まりました。書物による記録では、1907年(明治40年)時点ですでに長崎市内はちゃんぽんが味わえる店は十数軒あったとか。今では市内に100軒以上があると言われています。

1974年(昭和49年)には長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」の第1号店が長崎市内で開店して各地へ展開し、現在では店舗数500軒を超える程になっています。リンガーハットのちゃんぽんが人気を得た背景には、国内の健康ブームがあると考えられています。ちゃんぽんは野菜たっぷりでヘルシー。これが特に健康志向の女性客に受けているようです。

ちゃんぽんの基本的な作り方

ラーメンでは麺を作るときに小麦粉に「かんすい」を加えますが、ちゃんぽんの麺は「とうあく」を加えて作る太麺を主に使います。スープは鶏と豚骨が基本ですが、昆布などから取る和風スープやあんかけタイプなど、各店で様々な工夫やアレンジがみられます。ここでは、一般的なちゃんぽんの作り方例を紹介します。

材料と作り方

まず、鶏と豚骨などを長時間煮込んでスープを用意します。その他の材料はちゃんぽん用の麺、豚肉、イカ、エビ、ホタテ、かまぼこ、キャベツ、モヤシ、ニンジン、タマネギ、キクラゲなど。

材料が揃ったら、まず中華鍋などで豚肉、海鮮、野菜を順に炒め、スープを加えます。麺も加えて軽く煮込めば完成です。