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中華料理店事典

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インスタントから国民食へ!?そしてご当地ラーメンが生まれた

日本アレンジの中華料理の代表格と言えば、ラーメンではないでしょうか。中国の「拉麺(ラウメン)」が日本に伝わり、インスタントラーメンの原型となり、ご当地ラーメンブームを生みだすなど様々な文化的役割も果たしてきました。2013年(平成25年)のある統計によると、日本国内のラーメン店は3万5,330軒。中華料理店の一品として味わえる他、ラーメン専門店も多数あり、ラーメンは国民的な人気を誇る料理とも言えます。

ラーメンはどのようにして日本でここまで人気になったのでしょうか。ここでは、日本におけるラーメンの歴史を中心にご紹介します。

ラーメンの登場は明治時代

ラーメンの登場は明治時代

日本で初めてラーメンが登場したのは、1871年(明治4年)以降と言われています。この年に日清条約が結ばれ、横浜や長崎の中華街に中国人コックによる料理店があちこちに誕生。いくつかの店で「拉麺」が提供されていたと推測できます。多くは中国人向けの料理でしたが、次第に長崎では塩味の麺、横浜では濃口醤油ベースのスープと、土地に馴染む味へと変化していったそうです。

横浜中華街に近い東京では、1910年(明治43年)に「来々軒」がオープン。醤油味のスープにチャーシュー、シナチク、刻みネギなどの具をのせた物で、これが東京ラーメンの原型になりました。東京ラーメンの味を作ったのは、来々軒の厨房で働いていた中国人コックたちだったのです。

一方で、街には夜になるとラーメンの屋台が登場。「シナそば~」と吹くチャルメラの音色がラーメンを広めるのに貢献しました。

チキンラーメン発売で国民食に

ラーメンが全国的な人気を得るようになったのは、1958年(昭和33年)に日清食品が世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を売り出してから。日清食品の創業者である安藤百福氏が、ラーメン屋台に行列ができている様子を見て、「家庭で手軽にラーメンができるように」と開発したそうです。このチキンラーメン誕生を契機に、国内各メーカーが競うようにインスタントラーメンを製造・販売。こうして一般家庭へラーメンが普及していきました。

ご当地ラーメンブームが到来

家庭へラーメンが広まる一方で、各地のラーメン店も味の追求に励んでいました。そのなか、1954年(昭和29年)に北海道札幌市のラーメン店「味の三平」がミソ風味のスープを開発。ミソを使った日本らしいラーメンと注目を集め、「札幌ラーメン=味噌ラーメン」というイメージを確立しました。この「味の三平」がご当地ラーメンの第1号店だと言われています。これを皮切りに、博多や鹿児島など全国各地でご当地ラーメンが生まれました。

全国各地のご当地ラーメン

多彩なご当地ラーメンのうち、北から南まで代表的な物をピップアップしました。

  • 博多ラーメン…こってりとした豚骨スープと細麺が主流。麺をお代わりできる替え玉システムも名物。
  • 鹿児島ラーメン…豚骨と鶏がら、野菜などで取るあっさり目のスープが特徴。
  • 旭川ラーメン…豚骨と魚介から取るスープと醤油ダレ、ちぢれ麺を合わせる物。
  • 高山ラーメン…まろやかな和風スープで細麺を味わう物。
  • 和歌山ラーメン…スープは醤油or豚骨醤油の2タイプ。細麺が基本。