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中華料理店事典

中華料理店事典

日本の中華料理 中華丼

名前に「中華」という言葉を含みながら、意外にも中華丼は日本発祥の料理。中国ではほとんど食べられておらず、日本でも厳格な本格派の中華料理店ではメニューに挙げられていないことが多いようです。では、日本でどのように生まれ、親しまれていったのでしょうか。そのルーツや特徴、作り方などをまとめました。

中華丼の定義と歴史

中華丼の定義と歴史

中国料理店はもちろん、ファミリーレストランや和洋中の料理がそろう食堂、家庭料理店などでもメニューに並ぶことがある中華丼。店によって味に違いがありますが、その定義は何でしょうか。また、どのようにして生まれた料理なのでしょうか。

中華丼の定義とは

広東料理のメニューとして「八宝菜」があります。これを白いご飯の上にのせた物が中華丼です。八宝菜の具や調味は各店で独自のレシピが開発されていることが多く、そのため中華丼も店によって千差万別の味わいが楽しめます。

まかない、あるいは客のリクエストから始まった

中華丼は昭和初期、関東にある中国料理店で生まれたと言われています。スタッフがまかないとして作った丼料理であるとか、八宝菜を注文した客が「ご飯の上にかけてほしい」と要望したため、などと誕生の経緯は諸説あります。発祥の店についても東京の中華料理店、横浜の中華街の1軒などの説がありはっきり分かっていません。昭和初期には東京を中心に丼料理がブームとなっており、それが中華丼の発祥や普及につながったとも考えられています。

中華丼の作り方

中華丼の一般的な作り方を紹介します。材料についても各店でアレンジがされますが、ここでは基本的なものを取り上げました。

材料と作り方

材料は豚肉、うずらの卵、ハクサイ、ニンジン、タケノコ、シイタケ、長ネギ、サヤインゲンなど。調味料は鶏がらスープ、しょうゆ、酒、塩、コショウなどを合わせた物を使います。

まずは野菜や肉を適度に炒め、火を通します。調味料を加えて、最後に片栗粉でとろみを付けてご飯にのせれば完成です。うずらの卵やタケノコは前もって茹でておくなど素材によって下処理をする他、火が通りにくい物は先に炒め、彩りを大切にしたい素材はあとでくわえて炒め過ぎないなど、炒める際などに工夫することが必要です。

材料は他にエビ、イカ、ホタテ、キクラゲ、チンゲン菜、ピーマンなども合います。調味料にはショウガ、酢、胡麻油などが加えられることもあります。

専門店の味と家庭での味

野菜や肉など具沢山の中華丼は栄養バランスも良く、家庭でも作られることのある料理です。最近では一般の小売店に顆粒の鶏がらスープが売られているのをはじめ、ダシや調味料がブレンドされていて中華丼がすぐに作れる調味用食品や、少しの素材を足すだけでできる具入りのレトルト食品、温めるだけで食べられる保存食なども多く市販され、中華丼が家庭でも手軽に味わえるようになりました。

(市販品の例)

一方、中華料理の専門店は中華ダシを鶏ガラや海産物、干物などから取る、豪華な食材を盛り込むなど、本格的な味わいを出せることなどが強みと言えます。