ご希望の飲食店情報を無料で検索できます

クックドア

文字サイズ

中華料理店事典

中華料理店事典

多種多様なスープが特徴!あっさりとした味付けが人気の福建料理

福建料理(ふっけんりょうり)の名は日本でも耳にしたり、食べたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。

「福建料理」は、中国でも「八大菜系」に数えられる代表的な料理のひとつです。主に福建省を中心とした地域で食されている料理で、広義には台湾料理や海南料理などを含むこともあります。現地では「福建菜(フージエンツァイ)」と呼ばれます。

この福建料理の特徴はどんな物でしょうか。味や食材など概要をご紹介します。

新鮮な山海の幸がたっぷりの「福建料理」

新鮮な山海の幸がたっぷりの「福建料理」

中国の南東部に位置する福建省は、東部は海に面した長い海岸線をもち、入り組んだ半島があることで、ナマコやイカ、ハモなど海産物が豊富に獲れます。西部には山々が連なり、ハスの実やシイタケ、タケノコ、白キクラゲといった山の幸にも恵まれてきました。平地は少ないものの、丘陵地では米や野菜などの栽培も行なわれています。このように、多種多様な食材が新鮮な状態で手に入るという条件のなかで福建料理は発展してきました。

台湾料理や沖縄料理にも影響した!

福建省の海岸から東を見ると、対岸には台湾があります。日本の沖縄との距離も遠くはない位置にあります。そうした背景から、福建料理は台湾料理や沖縄料理にも大きな影響を及ぼしてきたと言われています。

あっさり淡白な味付けは、日本人にも人気

福建料理は、新鮮な海の幸をたっぷり使った料理が多いことが知られています。味付けは全体的にあっさりと淡白で、調味料は砂糖や酢、白醤油、ニンニク、紅麹の酒糟などが好まれます。また、中華料理のポピュラーな技術でもある油通しは福建料理ではあまり用いられず、下準備は湯通しで行なうことが多くなっています。このため、こってりとした料理が多い中国料理の中でも比較的淡白な味わいで、なおかつ辛さも穏やかなので、日本人の口にも合いやすいと言われています。

また、中華包丁の使い方が巧みで、糸のような細切りや、紙のような薄切りが施された繊細な盛り付けの料理も見られます。

代表的な料理

仏跳墻(フォティオチャン)、太平燕(タイピンイェン)、「肉燕(ローイェン)」

「百湯百味」と呼ばれる多種多彩なスープ

「福建料理」は、福州料理(ふくしゅうりょうり)、ミン南料理(みんなんりょうり)、ミン西料理(みんせいりょうり)という3つの地方料理で構成されています。

3つの中でも代表格とも言える福州料理は、やや酸味と甘みを効かせた淡白であっさりした料理が特徴です。また、様々な食材を使って旨みをしっかりと引出し、「百湯百味」とも称されるスープが有名です。いろいろな食材の干物を壺に入れて長時間蒸した濃いスープ「仏跳墻(フォーティャオチァン)」をはじめ、あっさりとした味わいの透き通ったスープもあり、多様な種類のスープが食されています。

ミン南料理は、甘めの料理に加えて、唐辛子やマスタードなどやや辛い味付けの料理があり、ミン西料理はやや塩味ながら、素朴な味わいの料理として知られています。