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中華料理店事典

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世界へ貢献してきた世界三大料理!

フランス料理、トルコ料理と共に、中華料理は「世界三大料理」のひとつと呼ばれています。世界三大料理の定義ははっきりしておらず、ヨーロッパの史家や料理研究家たちが決めたという説が有力です。近年ではトルコ料理に変わってイタリア料理、フランス料理に変わって日本料理をそのひとつと数える説もあります。

中華料理やフランス料理、トルコ料理は「おいしさ」そのものよりも、世界の料理文化へ貢献の大きさが評価されているとも言われます。3つの料理が「世界三大料理」と認められてきた理由として考えられる歴史、文化などを各料理についてまとめました。

4,000年の歴史をもつ中華料理

4,000年の歴史をもつ中華料理

中華料理は食材が幅広く、多彩な地方料理があります。火を通していない冷たい料理は避け、油を多用した料理など温かい料理が主流なのも特徴です。

世界三大料理に数えられる理由には、数千年にわたる君主政治のもとで、宮廷料理として発展した一面がよく挙げられます。中国は4,000年の歴史を持ち、文書で記録がある春秋時代(紀元前770~403年)には犬の肝臓を使った珍味や、スッポン料理など高級料理が、君主の宴席や儀礼的な食事に登場したという記述が「周礼」や「左伝」といった書物にみられます。このような時代から、高貴な人々の宴席では貴重な食材がかき集められ、豪華な料理を出されてきたようです。

また、広大な領土では、地方によって様々な調理法や食材が開発されました。それが宮廷に集められ、料理人たちが腕を競う風土のなか、多彩な料理が生み出されていきました。

美食への探究心が著しいフランス料理

フランス料理はソースを使い、味わう順序まで計算された優雅なコース料理が主に知られます。

しかし、16世紀以前のフランスは、粗野な料理を手づかみで食べるのが一般的でした。16世紀、フランスの王であるアンリ2世のもとへイタリアから王妃カトリーヌ・ド・メディチとその専属料理人がやって来たことで王国料理が急激に発展。イタリア流のナイフとフォークによる優雅な食事作法もこのとき伝わったと言われています。以降、各地から珍しい食材をとり寄せ、料理人が技を磨き合う文化が根付きました。なかには後世の洋菓子職人や料理人に影響を与えたアントナン・カレームなど著名なシェフも生まれています。

宮廷料理人たちは、1787年(天明7年)のフランス革命により職を失い、自分の店を街で開くこととなり、庶民にも質の高い料理文化が広まりました。19世紀には「ガストロノミー」(美食学)を確立したブリア・サヴァランなど食通が多く現れたことも、「美食の国 フランス」と称される理由のひとつと言えます。

各地の料理の基礎となったトルコ料理

日本では「ケバブ」などで知られるトルコ料理。肉料理や乳製品について素材、調理法のバラエティが豊富です。

トルコはヨーロッパとアジア、アフリカに接する地であり、3つの料理文化が融合している土地柄が料理文化の発展に大きく影響しました。13~20世紀にあったオスマン帝国は、最盛期にはアフリカ北部からヨーロッパ南東部、西アジア、黒海沿岸にまで領土を広げていたと言われています。この間、各地の料理文化とトルコの文化が溶け合い、様々な料理が生まれました。

日本でも人気が高いイタリア料理をはじめ、トルコ料理は各地の料理の基礎になっていると考えられています。